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こんにちは。ジェイグラブの横川です。
ウォルマートといえば、アメリカに行けば、おそらく一度も目にしないまま帰国することができないくらいあちこちにあるスーパーマーケットで、EC部門も強力です。
一方、中国の美団は、日本にも窓口があり、担当者もいるプラットフォームで、日本進出時は化粧品にフォーカスしていました。
この両者が提携し、中国市場に参入するようです(というより、これまでも中国人ユーザーによるウォルマート利用が多かったことから、より本格的になったという感じです)。
ウォルマート、中国での電子商取引の売上拡大を目指して配送会社美団と提携
ウォルマートは美団と戦略的提携を結んだと発表した。これにより、この中国企業はウォルマートの商品の配送サービスを開始し、米国企業は中国内で人気アプリのひとつとして登場できるようになる。
ウォルマートの中国部門は微信(ウィーチャット)への投稿で、この動きは中国での同社の売り上げのほぼ半分を占める電子商取引事業の加速に役立つと述べた。
この提携は、ウォルマートが中国の電子商取引会社JD.comの株式を売却したことを受けて行われた。同社は8月に37億ドルでJDの物流サービス以外の多角化を実現した。
美団は中国最大の食品配達会社だが、他の商品の配達から自転車シェアリングやチケット予約まで、さまざまなサービスを提供している。
ウォルマートは、基本的な家庭用品をすぐに配達してほしいときに中国の消費者のほとんどが頼りにする企業であり、美団アプリにウォルマートが加わることで、ウォルマートの認知度が高まるだろうと、CTRマーケット・リサーチのゼネラルマネージャー、ジェイソン・ユー氏は語った。
ウォルマートは先月、ウォルマートと会員制のサムズクラブの両店舗の売り上げを含む中国での四半期純売上高が17%増加して49億ドルになったと発表した。
中国の消費者は節約志向で、低価格や割引商品が買い物客とプラットフォーム双方の関心の的となっている。これは美団に恩恵をもたらし、同社は先月、第3四半期の売上高が22.4%増の約940億元(129億ドル)に達したと発表した。
参考:Walmart teams up with delivery firm Meituan in bid to boost China e-commerce sales
さいごに
このニュースを受けても、日本企業としては、様子見しかできないのですが、もう少し仕組みなどが分かれば、ウォルマート経由で中国に販売することもできるかもしれません。ただ、現在は日本からウォルマートのアカウントを開設するのは米国法人や返品倉庫が必要など容易ではありませんが、弊社の『j-Grab Mall』を利用するとWalmartに出品できますので興味のある方はご相談ください。