こんにちは。ジェイグラブの横川です。
越境ECでは、1回限りの代金と商品の交換による、いわゆる通常の売買だけでなく、決済システムをPaypalやStripeなどにすれば、定期購入(サブスクリプション)も可能になります。特に土地の広い国などでは出かけるのも大変ですから定期購入は便利です。先日、アメリカの消費者はサブスクを好む傾向が高いことがわかったというニュースがありましたので、紹介します。
米国の消費者は、eコマースのサブスクリプションモデルで買い物を続ける可能性が高い
2021年下半期以降、小売企業が新たな戦略を模索する際には、消費者の行動が恒常的に変化しているもの、パンデミック以前のものに戻るもの、そしてその中間に位置するものについて、より深く理解する必要があるだろう。
小売業者が注目すべきeコマースの1つに、定期購入があります。定期購入は、補充型の商品(消費者向けパッケージ商品や美容・パーソナルケア商品など)に特に有効な小売モデルです。定期購入のeコマースの売上は、危機的状況の中で急増し、予測では41.0%の伸びを示しました。2021年には、米国の小売eコマース売上高の3.0%がサブスクリプションによるものになり、その総額は276億7,000万ドルで、わずか2年前と比べて100億ドル以上増加すると当社は予測しています。
この傾向は、GfKが新たに発表した「FutureBuy 2021」調査でも反映されており、回答者の23%(2020年比で7%ポイント増)が「サブスクリプションサービスを利用した買い物を試しており、今後も継続する可能性がある」と回答しています。世代別に見ると、ミレニアル世代の34%(16パーセントポイント増)が、この買い物行動を続ける可能性があると回答しました。これは、すべてのコホート(共通因子を持つ調査対象集団)の中で最も高い割合で、次いでX世代の24%でした。
さらに、GfKの調査によると、定期購入サービスを利用している人の多くは、アンケートやクイズを通じて、パーソナライズされた商品とのマッチングを行うことで、ブランドとのエンゲージメントを高めています。全回答者の約22%、ミレニアル世代の約29%が、この方法で継続的に利用する可能性があると答えています。
このように、サブスクリプションサービスはパンデミックの影響を受けているかもしれませんが、その上昇を続ける消費者を確実に見つけています。
参考:More US consumers likely to continue shopping via ecommerce subscription models
さいごに
注意がいるのは、サブスクが人気だと聞くと、失敗する確率が高いのに猫も杓子も飛びついて・・・というのも日本は経験済みです。ジャンルによって向き不向きがありますので、このあたりはきちんと分析してからにしましょう。
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