こんにちは。ジェイグラブの横川です。
まず、誤解されないように先に注釈しますと、ソーシャルメディアそのものを信用していないということではありません。最近はSNSでもFacebookやInstagramのように、直接商品が買えるEC機能を持たせたものが増えていますがそうした機能に対して信用していないという意味であることにご注意ください。
SNSでの商品レビューは依然として重視されていますので、情報発信や告知といったSNS本来の機能まで否定されていません。
消費者はECに関してSNSアプリを信用していない、という新しい調査結果が
オンラインショッピングが一般的になって以来、多くの人がソーシャルメディア・アプリやウェブサイトを通じたショッピングにも挑戦している。オンラインショッピングに関しては、人々はeコマースサイトをより信頼しているが、ソーシャルメディアアプリで買い物をする人もいる。
インフルエンサー・マーケティング・ファクトリーが1,000人の米国消費者を対象に、オンラインショッピングに関する考えと、消費者が好むeコマースプラットフォームについて調査した結果、62%の消費者がオンラインショッピングにおいてソーシャルメディアサイトよりもEコマースサイトを信頼していることがわかった。
また、調査対象者の半数が、オンライン・ショッピングだけでなくオフライン・ショッピングも好きだと答えている。ソーシャルメディア・アプリがオンライン販売を開始すれば、アプリ内購入が増え、収益に重要な役割を果たすはずだが、消費者の行動を見ると、ソーシャルメディア上での買い物を信用していないようだ。セキュリティ上の理由から、ソーシャルメディア・プラットフォーム上での取引を好まないという傾向が出ている。
アメリカの消費者の31%が、ソーシャルメディアを使って買い物をするのは信用できないと答えている。理由は、ソーシャルメディア上のデータにはセキュリティがなく、売り手を完全に信用できないというものだ。ソーシャルメディアから何かを購入したことのあると答えた消費者は、衣料品を購入した人たちが多い。ただし、40%の消費者は、何かを買おうとしている場合、商品に関するソーシャルメディア上のレビューは非常に重要だと答えている。しかし、同時にソーシャルメディア上で2~3回商品を目にすれば、その商品を購入するには十分だとも答えている。消費者がソーシャルメディアでの購入を信用しない最大の理由は、ソーシャルメディア上で起こる詐欺や偽のレビューにある。この問題に取り組むには時間がかかるかもしれないが、いったん取り組めば、消費者はソーシャルメディアから買い物をするようになるかもしれない。
アメリカ人のソーシャル・コマース感を読み解くと題された上図で、オンラインとオフラインとどちらを好むかという質問には、両方だと答える人が約半数に上っている。
また、SNSコマースプラットフォームと、ECプラットフォームではどちらが好きかという問いには、どちらとも言えないが過半数を超えている。
参考:A New Survey Shows that Consumers Don’t Trust Social Media Apps when it Comes to Online Shopping
おわりに
また、この記事が指摘していることでもう一点重要なのが、オンラインだけでなく、オフラインも消費者は重視しているということです。それというのも、ECはほぼ視覚情報に頼るツールなので、触ったことのない、あるいは想像が及ばないものはなかなか手が出ないものです。したがって、オンラインとオフラインの組み合わせは重要です。このことは2021年の秋頃には海外ではすでに様々なメディアで記事にされており、コロナ禍が明けかけていた2022年秋ごろにはオンラインとオフラインの融合がこれからの主流だと主張されていました(それらは下記「関連記事」参照)。
ジェイグラブ株式会社は、こうした海外のトレンドに遅れないように、常にこのブログを通してタイムリーに海外の事情を伝えていますので、2021年から言われていたことはすでに知っており、2022年にはオンラインとオフラインを融合させたサービスを開始しております。
ジェイグラブモール(事業詳細はこちらをクリック。動画で説明会もやっています。)
ジェイグラブ株式会社は越境ECに関しては1周は先を走っているのではと自負していますので、ぜひこのサービスについてご検討下さい。