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思ってる以上に越境ECで価値のあるアイテム10選

こんにちは。ジェイグラブの横川です。

越境ECを始めたものの、なかなか売れないということがあります。
と言うより、始めた途端にバンバン売れ始める方が珍しいです。短期間で成功している場合は、それなりにお金をかけていることがほとんどでしょう。お金はその長くかかる時間を買って短縮しているのです。

お金がなければ時間をかけ、頭を使うしかありません。そこで、セミナーでは「頭を柔らかく、柔軟に考えましょう」と言っております。

その代表例として「プロダクトアウトもいいけど、マーケットインもね」です。
売りたいと思っているものをどうにかして売ろうと凝り固まるより、名前を売ることが先ですから、本来売りたいもの以外のものもやってみるという柔軟性が必要でしょう。

そこで、越境ECで思っている以上に価値のある=売れる可能性の高い物10選を紹介する記事がありましたので記載します。元の記事では相続した品を捨てる前に売ってみたら?というテイストですが、身近にこういうものがあれば最初のうちはやってみてもいいのではないでしょうか。


あなたが思っている以上に価値のある10の相続アイテム

25年間骨董品の鑑定と再販に携わってきた身としては、遺品整理がいかに大変なものであるかを知っています。通常、次のようなことが起こります。ある家族は、何世代にもわたる品々で埋め尽くされた家を受け継いで圧倒されます。そして、自分たちのためにいくつかの記念品を選び、それ以外はダンプカーを借りて処分してしまうのです。

この方法は効率的だと感じるかもしれませんが、非常にもったいないことなのです。見た目は平凡なものでも、意外と価値がある場合があるのです。ですから、もしあなたが最近相続した人なら、一息ついてください。これらの品々は、あなたが思っている以上に価値があるのです。

1.調理器具

キッチンキャビネットの中にお宝があるかもしれません。買い手の中には長年の使用実績がある調理器具を好む人がいます。パイレックスやファイヤーキングのキャセロール皿、テキサス・ウェアのミキシングボウル、リビア・ウェアの鍋などを探してみてください。実用的なだけでなく、コレクターズアイテムとしても注目のブランドです。イーベイで178.40ドル買われたりしています。

※海外ブランドの器具なんてないから読んでも意味がないと馬鹿正直に読んでしまう頭の固い人は機会損失を生んでます。「思いもしないものを求めている人がいる」という文章の底辺に隠れているテーマ・真意を読み取り、ブランドはともかく、記事にあるように「ミキシングボウル」が売れるのかな?とヒントを読み取れるような頭の柔らかい人がうまくいく人の思考パターンです。

2.ミッドセンチュリーの家具

建築からアクセントテーブルまで、ミッドセンチュリーデザイン(1940~1960年代にデザインされた家具やインテリア)が旬です。不要なミッドモッド(ミッドセンチュリーモダン)の家具があれば、うれしい驚きを味わうことになるでしょう。

熱心な買い手は、ハイエンドなデザイナーに限定しているわけではありません。ヘイウッド-ウェイクフィールドの家具は、生産当初は中級品でしたが、今では数百ドルで売られています。また、プライクラフト社のチェアとオットマン(チャールズ・イームズの有名なデザインのコピー)は、最近イーベイで1,350ドルで落札されました。

3.ヴィンテージ工具

エステートセール(アメリカでは盛んですが、日本ではあまり馴染みがありませんね。日本では主のいなくなった家の家財道具をまとめて売る蚤の市的なものでしょうか)では、消費者がガレージや地下の作業場に工具を探しにやってくることがあります。ヴィンテージ工具は、現代の製品よりもよくできているので、高く売れるのです。また、工具箱が空っぽでも心配はいりません。

4.古い電話機

古いものがまたクールで再評価されています。ベークライトと呼ばれる初期のプラスチックで作られた回転電話機は、コレクターの間で高値で取引されています。このモデルは、イーベイで155.99ドルで売られました。

5.レトロデザインの服

ヴィンテージの洋服や靴、アクセサリーが詰まったクローゼットがあれば幸運です。買い手が待っています。

古着のオンラインショップ、サードアップによると、古着市場は2030年までに840億ドル規模になると予想されています。その需要を支えているのは、持続可能性を優先し、古着の品質やスタイルを高く評価する新しい世代の消費者です。

納得いきませんか?フローシャイム。インペリアルのヴィンテージシューズは、最近イーベイで295ドルで売られ、エツィーでは、ペンドルトンの女性用3点セットが160ドルで販売されました。

6.ステンレス製カトラリー

現在、百貨店で売られているステンレス製の食器は、品質も耐久性も、1960年代や70年代のものとは比較になりません。

消費者はそれに気づいており、より良い品質のためにより多くのお金を支払うことを望んでいます。オナイダの食器59点セットはイーベイで175ドル、モンゴメリーワードのセットは112.50ドルで売られました。

7.ヴィンテージデザインのメガネフレーム

ワービー・パーカー(ショールームストア戦略で大成功したアメリカの眼鏡チェーン)のようなブランドは、ヴィンテージ風のメガネフレームを販売することでニッチ市場を切り開いてきました。しかし、本当に昔ながらのメガネには、もっと強い市場があります。今、売れているのは次のようなスタイルです。

1950年代の「キャットアイ」フレーム
ラウンドワイヤーフレーム
ホーンリムのフレーム(「バディ・ホリー※・メガネ」と呼ばれることもあります)。
状態の良いヴィンテージ品は、1本25ドルから65ドルで売られています。

※1950年代のロックンロール・ミュージシャンでジョン・レノンもコピーしたバディ・ホリー&クリケッツのバディ・ホリーは眼鏡をかけていました。

8.ヴィンテージ・クリスマス装飾品

ドイツで作られたシャイニーブライト社のビンテージのガラス製オーナメントは、一年中よく売れています。このオーナメントは最近イーベイで295ドルで売れましたし、シャイニー・ブライト社のツリートッパーは75ドルで売れました。

また、1970年代に作られた陶器の卓上クリスマスツリーなどは、最近では数百ドルで売られています。アトランティック・モールズ社製のこの23インチのツリーは、エツィーで500ドルで出品されていました。

9.オリジナル・アートワーク

長年にわたり、何世代にもわたって蓄積されてきた名もなき人たちの描いた絵、ギャラリーで購入した絵、新進アーティストが自作したオリジナルの創作品なども、いまやかなりの高値で売れる可能性があります。

また、魅力的だけど、雑に作られているようなアートも捨てないでください。「ナイーブアート」とか「アウトサイダーアート」と呼ばれることもありますが、これらの作品にも価値があるかもしれません。有名人の絵でもないフロリダのサウスビーチを描いた絵で、「E.S.」とだけサインがあったものが、最近イーベイで235ドルで落札されました。

10.昔のLPレコード

箱いっぱいのレコードは、宝物が隠れているかもしれません。たとえ希少なレコードでなくても、転売市場で大金を手にすることができるかもしれません。特にレアでもないバッキンガム・ニックス(フリートウッド・マックのメンバー)のアルバムが、最近イーベイで149.99ドルという破格の値段で落札されました。

参考:10 Inherited Items Worth More Than You Think


さいごに

最近の若者の間でLPが流行っているようですが、20年前私は猟盤と称して休みの日はレコード屋さんでレコードを買っていました(もう20年前でもCDやMDの時代でしたが)。その時買ったレア盤は今でも持っており、これを全部放出したら多分3ヶ月は無給でも生活できるんじゃないかなと気がしてます。

また、最近は80年代の日本のシティ・ポップが人気です。その頃のLPなんかは買い手がつくんじゃないでしょうか。私はあまり邦楽を聞かなかったので邦楽LPはほとんど持っていませんが。

LPはともかく、この記事のように意外なものが売れるのが越境ECの魅力です。本来売りたい商品が売れないのは、御社が取引実績がなく信用されていないことが原因かもしれません。それなら、買い手が欲しがるものを売り、取引実績(海外ときちんとやり取りできるという証拠)を作ってしまうほうが、軌道に乗せる早道ではないかと思います。

Writer 横川 広幸

横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

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