こんにちは。ジェイグラブの横川です。
EC運営に関して、サイトができてからの最大の関心事はプロモーションだと思います。そこでSNSによるプロモーションを検討する方が多いですが、今回はその中で、インスタグラムによる戦略をご紹介いたします。
Instagramはあっという間にブランドマーケティングにおける重要なツールになりました。海外ではインスタユーザーの80%が少なくとも1つ以上のブランドをフォローしていると答え、60%は新製品を見つけたと述べています。また、2019年のFacebookの調査によれば、46%が、インスタで製品やサービスを見てから購入したと回答しています。
マーケティング担当者にとって、なぜInstagramはここまで強力で優れたプラットフォームとなっているのでしょうか?
インスタマーケティングがEC成功の鍵?
インスタマーケティングには明確な利点があり、ほとんどのECに多くのメリットをもたらす可能性があります。インスタはハッシュタグからストーリーまで、投稿に対する反応率(エンゲージメント)を促進します。フォロワーの成長を促したり、キャンペーンを実行したりなどの幅広く使えるビジネスツールであるゆえに、ブランディングを上手く行うのに役立ちます。
インスタのアルゴリズムとは
当初は時系列のタイムラインを使用していました。しかし、インスタは、このやり方ではフィードの平均70%を逃したと推定しています。多くのユーザーにフォローしている特定のアカウントを追跡するのが難しいと感じさせていました。
このため、インスタはユーザーの関心と行動パターンを反映し、最も関連性の高い投稿がタイムラインの最上部に表示されるようにアルゴリズムに変更を加えました。最も関連性の高い投稿とは、その最新性、対話のレベル、およびユーザーが同様の投稿に対しどのようなコンタクトをしたかによって決定するというものです。
インスタ・アナリティクスを知る
インサイトと呼ばれるInstagramアナリティクスでは広告の追跡・管理ができます。ビジネスアカウントであれば、インスタのすべての分析ツールにアクセスできます。インサイトは、顧客とページにアクセスしたユーザーの一般的な基礎情報をよく理解できる優れたツールです。インサイトでは、次のような指標を追跡しています。
- Followers
- Mentions
- Interactions (overall)
- Impressions
- Reach
ストーリー、投稿、個別広告の成功率の測定、キャンペーンとの連動部分の測定などを確認できます。
ECの成長にInstagramを利用する
新規顧客、既存顧客にリーチし、成長を促進するのに役立つ多くのオプションがあります。
ストーリーを通じてブランドを紹介する
ストーリーはインスタの特徴の1つです。写真、ビデオ、キャプション、音楽を追加して、完璧なプロモーションを作成できます。ただし、ユーザーは簡単に画面に触れるだけでスキップできてしまうので、ストーリーはすぐに人を魅了するようにする必要があります。
ブランドの価値から製品、サービスまですべてを紹介することで、ビジネスの成長につなげられるのがうまくいくストーリーと言えるでしょう。
プロフィールを活用する
多くの場合、お店や運営者の経歴は、ユーザーがアクセスしたときに最初の方で目にするものなので、うまく活用する必要があります。皆さんのビジネスやそれに関連するハッシュタグは、そのECにユーザーを引き付けるのに役立ちます。会社の簡潔な説明を含め、運営者の個性も表現すると良いでしょう。
タグを使用して商品を買い物可能にする
タグはインスタの特徴的な機能の1つで、価格を投稿に含むことで店と同じように製品を表示ようなことができます。つまり、ユーザーはタグをクリックしてストアにアクセスする可能性が高くなります。これをさらに一歩進めて、投稿に埋め込まれたクリック可能な値札を埋め込むことでさらにシームレスに買い物させることができます。
ユーザーを呼び込むハッシュタグ
ハッシュタグは基本的にインスタ投稿のキーワードなので、商品に適したものを使用すると、顧客が商品やストアを見つけやすくなります。これらはストーリー、広告、投稿で使用でき、キャッチャーな方法でブランドを記憶に残し、他の領域でも目立たせることができます。
広告を使用する
広告を使用してブランドに注目を集めることもオーソドックスな手段です。設定した時間と予算に基づいて、特定のユーザー層をターゲットにすれば新しい顧客をショップに引き付けるための理想的なオプションになります。
製品カタログを最適化する
製品をアップすることでカタログ化することで、常に製品を適切なタイミングでユーザーに理想的に宣伝できます。製品登録数が小さい場合は、インスタがフィードバック・データからトレンドを認識して示すので手動広告を打つことができます。ただし、SKUの数が増えると難しくなります。このような場合は、商品フィードのアップロードプロセスを自動化できるフィード最適化サービスの使用を検討してください。
インスタを利用することは、すべてのECで考慮すべきことです。絶えず拡大するマーケティングツールの範囲は、ブランドに現在から将来にわたって顧客とのつながりの絶好の機会を提供するからです。
参考:6 Instagram Marketing Tactics to Help Nurture Your Ecommerce Store