こんにちは。ジェイグラブの横川です。
B2Bの越境ECでもSNS利用はとても重要です。しかし、B2Cとは異なるツールを使う必要があります。B2Bに向いたSNSはLinkedIn(リンクトイン)です。
ここには世界中の企業経営者個人のアカウントがたくさん転がっているので、会社の窓口を探さずとも、決裁権限のある人にダイレクトに商談を持ちかけることが出来ます。
しかし、B2B向きだからといって、組織として利用するのに向いているのかと言えば、またそれは別の話です。
そこで、上手なLinkedInの使い方を指南している記事を紹介いたします。
会社のコンテンツを個人のLinkedInページで共有する5つの理由
LinkedInはB2B向けのSNSではありますが、企業ページのコンテンツ共有は時間の無駄なるケースがほとんどです。
企業ページはあまり効果的ではありません。それはLinkedInのアルゴリズムが企業ページでのシェアは、他のユーザーのフィード上での投稿の優先順位を下げ瑠葉設計されているので見られる可能性が低くなります。
LinkedInがいくらビジネス向けSNSと言われていても、基本は、仲間、つまり共通の関心事やスキル、仕事の経験を持つ人たちとつながり、会話をするためのものです。LinkedIn上の企業ページは、個人のプロフィール上の職歴を少しだけ充実させるための手段に過ぎません。
しかし一方で、従業員には本物の「フォロワー」がいます。企業ページとは異なり、通常のユーザーの投稿は一般ユーザーのフィードにブーストされるため、自分の投稿を常に見てくれる仲間やそのつながりの誰かがいます。
さて、なぜLinkedInは企業ページではなく個人ユーザーを後押しするようなことをしたのか不思議に思われるかもしれません。それは、LinkedInが存在する本質的な理由に帰結します。あなたとあなたの仲間をつなぎ、あなたが興味を持ちそうなコンテンツとあなたをつなぐためです。
従業員は常に、企業よりも多くの人脈を持ち、自分のプロフィールを見ている人がいます。
これがスパイダーウェブ効果そのものです。平均的な企業には930人のフォロワー(コンテンツを見ている人)がいますが、ほとんどの個人ユーザーには400人しかいません。では、なぜ個人ユーザーはより多くのつながりを持てるのでしょうか?
従業員が何人いるか考えてみてください。企業ページのよりコンテンツを見ている潜在的なつながりは大きいのです。そして、最初にシェアされた後、その投稿を見た約10%の人が再シェアする可能性があります。
COVIDは、企業から個人への焦点の変化をさらに悪化させました。
パンデミックはマーケティング領域に基礎的な変化をもたらし、2019年型のマーケティングを行おうとし続けることは、今、ビジネスをもたらす方法を理解していないことを示しています。
ソーシャルメディアのおかげで、個人がプロフェッショナルと深く意味のあるつながりを持てるようになったのですから、当然、中吊り広告や電話帳に載っている人ではなく、ソーシャルメディアでチャットした人のところに行くでしょう。
従業員が個人のLinkedInアカウントで会社のコンテンツを共有することは、困難なことのように思えるかもしれません。正直なところ、個人的なつながりを使ってまで会社のコンテンツを宣伝したくないという従業員もいるでしょう。しかし、どの企業にも、それを望んでいる人たちもいます。
会社のコンテンツは「キュー」と呼ばれるものにまとめられ、社員の受信箱に直接送信されます。従業員はそこから「共有」ボタンを押すだけでいいのです。また、携帯電話でプッシュ通知を受け取ることもできます。重要なのは、従業員が簡単に共有できるような方法を見つけることです。
企業ページを捨てろとは言いませんが、企業ページはLinkedIn戦略を成功させる鍵ではないということです。既存の従業員のネットワークを活用するだけで、成功の鍵を握ることができるのです。
参考:5 Reasons To Share Company Content On Personal LinkedIn Pages
さいごに
ソーシャルメディアとは、なぜ頭に「ソーシャル」という言葉がつくのか。これを見逃していると、このメディアの本質を見失います。
一言で言えば、社会のオンライン化です。普通のオフラインの社会での活動や振る舞いをオンラインでも行えばいいだけの話です。その時、どういうふるまいが好かれるか、嫌われるか。そういう言い方が相手を傷つけずに済むか、怒らせずに済むかなど、このあたりのルールはオフラインと同じです。
結局、最後は人なんで。