こんにちは。ジェイグラブの横川です。
イーベイでは変な意外なものが高値で売れてしまって、それで一気に億万長者になった人達というがしばしば現れます(下記関連記事)。
しかし、今回は笑いました。
まぁ、世界のどこでも隣国同士が仲がいいなんていう地域はないと言われますので、南半球には南半球の事情というのがあるのでしょう。でも、全く関係ない立場の私には噴飯ものです(笑)。
ニュージーランドがeBayで3,000ドルで落札されそうになる
~幸運にも戦争が起こる前にeBayが間に合わせで止めたが~
2000年代初頭は、インターネットを使ってできる様々な可能性がが発見された、私たち人類にとって非常に素晴らしい時代でした。
2006年、アイザック・バターフィールドというオーストラリア人がイーベイにニュージーランドという国を出品するまで、多くの人がオンラインショッピングというものを理解していませんでした。
アイザック・バターフィールドは、ニュージーランドをからかうのが好きなコメディアンです(本人写真)。この話を理解するには、アイザック・バターフィールドの10代の頃までさかのぼる必要があります。
マジ過ぎるジョーク
2006年、彼はイーベイでニュージーランドを0.01豪ドルの開始価格で1ヶ月間オークションに出品することにした。出品したのは、ニュージーランドの国旗の写真と、ニュージーランド全土の公式販売という説明文だけだった。実際にこれを真に受けた人もいて、オークションはイーベイに止められるまで3,000ドルに達していた。
ニュージーランド政府は出品されていたこと自体は認め、実際に国を売ってはいないと公言した。イーベイは、当時のオンライン販売の中心であったため、悪い評判が立たないために、このイベントに関するすべてのデータを削除したので、現在はデータのすべてが存在しない。
イーベイ・オーストラリアの広報担当者ダニエル・フェイラーは、同社がどのように商品を審査しているのか、そしてなぜ「ニュージーランド」オークションを削除したのかを、しっかり伝えています。
「明らかにニュージーランドは売り物ではない」とニュージーランド記者協会に語り、同社が行動を起こすまでに22件の入札があったことを付け加えた。
「時折、風変わりな品物が出品されることがあります。私たちはそれらを見て、問題がなければそのままにしています。しかし、売ることができないものであれば、外しています。」と。
2019年に復活したジョーク
面白いことに、アイザック・バターフィールドはこの話を復活させたかったようで、彼は160万人の登録者を持つYouTubeチャンネルを持っていて、ニュージーランドについてよくジョークを飛ばしていることをあの地域では知っている人もいるだろう。
彼の動画の中で、彼は2006年の事について語り、またイーベイには「自分を締め出す権利がない」とまで言っていて、ついに2019年、彼はGoFundMe(アメリカのクラファンサイト)のページを作成し、そこでもう一度ニュージーランドを売ろうとした。このプラットフォームは、チャリティーやさまざまなプロジェクトのための資金調達に使われるものですが、販売目的が禁じられているわけではない。
上のスクリーンショットにあるように、同サイトは、この出来事が実は冗談であったことを知ると、すぐに終了させ、ユーザーがGoFundMeを通じて物を売ることを禁じたポリシーに変更しました。ちなみに、このサイトで集められたお金はすべて、アイザックが選んださまざまなチャリティーに使われました。
しかし、彼はまだ、いつかニュージーランドを売り出すつもりでいる。
参考:New Zealand Was Almost Sold on eBay for $3,000
おわりに
とにかくアイザックは、ニュージーランドを懲りずに売りたくてしょうがないというのがウケますね。一体ニュージーランドになんの恨みがあるんでしょう(笑)。
ところで、ロシアを売りに出すやつとか出てきませんかね?誰も買わないか^^;。もっともアイザックのせいで国家を売ることができなくなっていますがw。
ニュージーランドという国家を、入札やクラファンで資金を投じたところで購入はできませんが、手放したお金はチャリティーに使われているんですから、慈善事業目的でニュージーランドをダシにしてみたという言い方もできますね。
そして、それを受けてニュージーランド政府やイーベイ・オーストラリアが大真面目にコメントしているのも可笑しくてたまりません。いやぁ、いい会社だ(笑)