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越境ECブログ

2024年の海外消費者のネット利用の実情

こんにちは。ジェイグラブの横川です。

ECでは多くの人に商品を見てもらわないと、購入してもらえません。
(サイトの訪問者数増と売上増の間には蓋然性があるといえるだけで、訪問者が増えれば購入者が増えると言い切るデータは論理的にありません)。

そこで、閲覧されるための確率を上げるために、ネットユーザーがよく利用するツールを選ぶ必要があります。2024年のユーザー動向はどうなっているのでしょうか。


消費者のインターネット利用法 2024

GWIは英国を拠点とする調査会社で、世界の消費者データをマーチャントやエージェンシーに提供している。GWIの2024年版「Connecting the Dots」レポートによると、インターネットユーザーの間で最も好まれているアプリはチャットとメッセージングで、16歳から64歳の94.7%が(2024年1月)過去30日間にこれらのプラットフォームの少なくとも1つを利用したと回答している。ソーシャル・ネットワークも広く利用されており、同じ年齢層の94.3%が過去1ヶ月に利用したと回答している。

統計からは、衣料品購入者の38.5%が、店頭でのブラウジングによって新しいブランドや商品を発見し、購入に至っている。

16歳から64歳までの約95%がよく利用するツール

GWIの調査回答者のうち、16歳から64歳の年齢層の61%近くが、インターネットを利用する主な理由として「情報を得るため」と答えており、これが最も多い理由となっている。また、「友人や家族とのつながりを保つため」は56.6%の回答者が第一の動機として挙げている。

ネットを利用する動機を示したグラフ

Similarwebによると、Google.comは2024年2月に811億回訪問され、世界で最も訪問されたウェブサイトとなった。2位はYouTube.comで306億、3位はFacebook.comで153億だった。

ネットユーザーがよく訪問するサイト

GWIのレポートによると、インスタグラムは世界的に最も人気のあるソーシャルメディア・プラットフォームで、16歳から64歳のインターネット・ユーザーの16.5%が選んでいる。この割合は、TikTokを支持する7.4%の2倍以上である。

人気のあるSNSの割合。TikTokよりダントツでInstagramである。

参考:How Consumers Use the Internet 2024


おわりに

このデータを見ると、動画ならYouTube、SNSならFacebookとInstagramということが分かりますね。まずこのあたりをおさえておくことが重要でしょう。

Writer 横川 広幸

横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

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