こんにちは。ジェイグラブの横川です。
越境ECを始めたら、自分の存在を知ってもらうためにSNS(ソーシャルメディア)を積極的に使うことになります。10年前はテキストが主流でしたが、Tik tok(ティックトック)が誕生してからは短い動画が流行るようになります。今はTik tok、Instragram(インスタグラム)やFacebook(フェイスブック)のストーリー、YouTube(ユーチューブ)のショートなどが人気を博しています。
現代人は動画を見続ける忍耐力がなくなっています。YouTubeの無料アカウントだと、見たい動画の前にCMが入ることがありますが、これも5秒経つとスキップできます。つまり、人は最初の5秒で見続けたいか飛ばしたいか判断してしまうのです。したがって、動画づくりの肝は「最初の5秒」です。どんなに中身のいい動画だとしても、最初の5秒のツカミが弱ければ見てすらもらえません。しかも、見続けてもらえる動画を作ったとしても、等倍で見る人より、1.5倍~2倍速で見る人が多いのです(実際、私も1.5~2倍速でほとんどの動画を見てしまいます)。
最初の5秒で判断させるというのは、おそらくこれらのアプリが中国やアメリカで生まれたことも起因しているでしょう。中国語や英語は結論が先にくるからです。こうした「思考のクセ」も計算して作り込んでいく必要があります。
もうおわかりかと思いますが、ここに挙げた各種アプリはパソコンよりもスマホで発展しました。これらの動画のほとんどがスマホの画面で消費されます。オフラインの世界ではテレビが4:3の画面から16:9へとどんどん横長に進化しましたが、オンラインでは横長から縦長へシフトしました。今後はこの縦長動画を強く意識する必要があるでしょう。
そうした流れを受けて、Instragramの責任者である、アダム・モッセ―リ(Adam Mosseri)は、「インスタはもはや写真をシェアするだけのアプリじゃない」とインスタとTwitter(ツイッター)で動画を上げています。
Instagramは、もはや単なる写真共有アプリではない
Instagramの責任者であるアダム・モッセ―リによると、Facebookが運営するプラットフォームは、もはや単なる写真共有アプリではないとのこと。
モッセ―リは、自身のInstagramおよびTwitterアカウントに動画を投稿し、TikTokやYouTubeの成功を目の当たりにして、Instagramがいかにエンターテインメントや動画に傾倒していくかを説明。動画の中でモッセ―リは、アプリが今後行ういくつかの変更や実験について語っています。主な例としては、フォローしていないトピックのおすすめを表示するテストや、新しいフルスクリーン体験によって動画をより没入感のあるものにすることなどが挙げられています。
Instagramでは、アルゴリズムの追加による実験をすでにいくつか行っていますが、ユーザーがこれまで興味を示さなかったコンテンツやトピックを推奨することは、プラットフォームにとって劇的な進化となる。動画に関しては、InstagramはReels、IGTV、Storiesを通じて、ユーザーが動画に関してはフルスクリーンでの体験を好むことを理解してきました。そして今、モッセ―リは、同社が 「動画をより広く受け入れたい」と考えていると述べています。
Instagramは新たな方向性を打ち出し、かつてのような「フィルター付きの四角い写真共有アプリ」とは言えなくなったことを確認しています。 その代わりに、同社は動画を中心としたエンターテインメントアプリになりたいと考えています。これを見て、何かを連想することはありませんか?
そう、メッセージングとショッピングです。Instagramは常にそれ以上の存在であり続けるでしょう。
参考:
Changes are coming to video on Instagram 📺
At Instagram we’re always trying to build new features that help you get the most out of your experience. Right now we’re focused on four key areas: Creators, Video, Shopping and Messaging. pic.twitter.com/ezFp4hfDpf
— Adam Mosseri 😷 (@mosseri) June 30, 2021
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