こんにちは。ジェイグラブの横川です。
4月、6月と何度かこのブログでもお知らせしているベトナムへの越境EC輸出に関するベトナム政府の方針についてですが、少しずつ概略が見えて来ていますので、お知らせします。ベトナムをネクスト・チャイナとして検討している事業者様が多いので、ご一読いただくと良いかと思います。
ベトナム、EC配送にかかる輸入税の厳格化を検討
ベトナム財務省は、脱税を塞ぐために、ECプラットフォームを通じた低額パッケージの輸入を制限することを検討している。
これは、各組織や個人の購入者が月に最大で4回までの注文に輸入税はかけない制限という新しい政令を検討しているというものです(※註:頻繁な購入は脱税の温床になるので、非課税購入数を決めるということでしょう)。
この検討は、ベトナムではECプラットフォームでのショッピングが人気を博しており、多くの商品が中国から直接配送されています。
ベトナムでは現在、郵便・宅配便で届けられる100万ドン(約5,000円)以下の荷物には輸入税がかかりません。
しかし、ベ財務省によると、荷物の数に制限がないため、多くの購入者はこの政策を利用して、税金を避けるために商品を小分けにしているとのことです。
昨年の最初の6ヶ月間で、ハノイだけで10億ドル相当の商品を郵便・宅配便で輸入されていました。ベ財務省の最新のデータによると、6月の値は1月の5倍でした。
同省によると、ShopeeやLazadaから商品を輸入しているハノイの会社は、2021年第1四半期に輸入商品の価値が前年同期比50倍の7000万ドルに急増したという。
ベトナム電子商取引協会(VECOM)によると、ベトナムの電子商取引市場は過去5年間で年平均25~30%の成長率を記録しています。
この成長率が維持されれば、ベトナムは2025年までに東南アジアの電子商取引市場規模でインドネシア、タイに次ぐ第3位になるといわれています。
参考:Vietnam considers tightening import tax on e-commerce deliveries
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