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アマゾン(Amazon)とショッピファイ(Shopify)ブラックフライデーはどうだったか

こんにちは。ジェイグラブの横川です。

昨日、11月29日はサイバーマンデーでした。このデータはもう少ししないとわかりませんが、先週金曜日のブラックフライデーは少しずつニュースがでてきています。特に、ショッピファイ(Shopify)やアマゾン(Amazon)ではどうだったのでしょうか。

ショッピファイはオーストラリアで34%の成長

ショッピファイが発表したデータによると、オーストラリアなどでは売上高が昨年比で34%増加したとのことです。

ショッピファイの代表である、ハーレー・フィンケルシュタインは、「毎年、ブラックフライデーは、世界中の起業家にとって、1日で最大の売上を記録する瞬間の1つとなっていますが、今年はこれまで以上に大きなものとなりました。店頭販売からオンライン販売、さらにはバイラルなTikTokのマストアイテムまで、今回のブラックフライデーの売上は、独立系企業が世界のEコマースに大きな影響を与えていることを示しており、独立系ブランドに対する消費者の支持は過去最高となっています。」と述べている。

ショッピファイによると、ニュージーランドで一日が明け、カリフォルニアで終わるまで、世界中の消費者が約30億ドルを使った計算になると公表。

また、今年はこれまで以上にモバイルでの購入者が増え、売上の66%がモバイルで行われました(前年は65%でした)。

Buy now pay laterを展開するKlarna社は、オーストラリアでの売上高が前年同期比298%増となり、ブラックフライデーまでの「ブラックウィーク」の売上高は353%増となりました。

参考:Black Friday sales grew 34 per cent in 2021: Shopify

アマゾンでは衣料品、玩具、装飾品が売れる

アマゾンは、「記録的」なブラックフライデーの売上を記録しており、アマゾンのワールドワイドコンシューマーCEOであるデイブ・クラークは、顧客の関心が高かったと述べました。

CBSの番組「Face the Nation」に出演したクラークは、11月28日(日)のブラックフライデーには、衣料品、クリスマス用の装飾品、子供用のおもちゃなど、さまざまな商品が購入されたと述べた。

また、COVID-19で隔離されていた期間に、電子機器を大量に購入していたため、予想よりも電子機器の購入は少なかったと述べました。

報告書によると、約75%の消費者がホリデーシーズンの買い物を数日早く始めていました。

2020年には、消費者の4人に3人がオンラインで商品を購入し、10人に3人がオンラインのみで商品を購入していました。しかし、今年はそれ以上になりそうと予測されている。

その理由は、オンラインでの買い物の利便性や長引くウイルスへの不安など、パンデミック時の状況と一致しています。

消費者の嗜好は全般的に変化してきており、多くの人が買い物をする際に、ストレスのない体験やより充実した特典といったものを求めています。焦点は、実用性や購入のしやすさに移っています。

参考:Amazon: Consumers Buy Clothes, Toys and Decor on ‘Record-Breaking’ Black Friday

さいごに

このブログで、何度も「今年の年末商戦はもう9月から始まってるよ」と書いてきましたが、準備はいかがでしょうか。もう年末商戦真っ只中です。

アマゾンではガジェット系は例年より静かだったというのが意外でした(イーベイ(eBay)ではガジェット系の売上が調子いいですが)。

やはり、サイトによって性格の差が出ますね。実際、欧米ではアマゾンとイーベイの併用は、相乗効果をもたらし、売上が上がると言われていますので、展開先を一点張りで偏らせていた企業よりは、ポートフォリオを組んで多様化させていたほうがうまくいきそうですね。

Writer 横川 広幸

横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

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