こんにちは。ジェイグラブの横川です。
すでに2021年も半分を過ぎてしまいましたが、今年のEC予測、および2025年までの最新予測が出ましたので、ご紹介いたします。
2021年のグローバルEコマース予測
パンデミックの影響で消費者が自宅待機を余儀なくされ、実店舗が閉鎖されたことで、実店舗での小売売上が大幅に減少しました。2020年の全世界の実店舗小売売上高は、2.8%減少したと推定されます。しかし、インターネットユーザーが食料品を含むあらゆる商品をオンラインで購入するようになったため、小売のeコマースは好調でした。
パンデミックによる小売売上高予測への影響は?
パンデミック前には、2020年の全世界の小売売上高は4.4%増の26兆4,600億ドルになると予測していました。しかし、現在の予測では、昨年の小売売上高は23兆624億ドルと、2.8%減少しました。しかし、2021年には、パンデミック前(2019年)の水準まで回復し、25兆5200億ドルに達すると予想しています。
2021年、世界の小売eコマース売上高はどのくらい増加するのか?
2020年に25.7%増の4兆2,130億ドルに達したのに続き、今年はさらに16.8%増の4兆9,210億ドルになると予想しています。
最も急速に成長しているeコマース市場は?
昨年は、パンデミックの影響で、それまで遅れていたいくつかの国でオンライン購入が急速に加速しましたが、これらの国の中には、2021年も引き続き大きな成長が見込まれる国があります。インド、ブラジル、ロシア、アルゼンチンでは、今年の E コマース小売売上高が 26% 以上増加すると予測されています。
デジタル小売売上高が最も高いのはどの地域か?
2020 年と同様、今年もアジア太平洋地域と北米が E コマース小売売上高の地域別ランキングでトップになると思われます。2021年には、中国が大きな役割を果たすことで、アジア太平洋地域が世界の小売eコマース売上高の60.8%を占めることになります。北米のシェアは20.3%、西ヨーロッパは12.6%となります。
参考:Global Ecommerce Forecast 2021
このパンデミックで急速に伸びた地域、安定して成長する地域が理解できました。以前ITを株などの投資に例えたことがありましたが、やはりどこか一択にするのではなく、ポートフォリを組んで展開するのが良いでしょう。