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こんにちは。ジェイグラブの横川です。
Paypal(ペイパル)といえば、かつてはeBay(イーベイ)の子会社で、eBayでの支払いといえばPaypalが標準機能でした。しかし、数年前にこの関係は解消され、eBayは独自の決済方法をローンチすると言っていました(だからといって、Paypalを締め出すわけではない)。試験的に一部のユーザーが新システムを使っていたようですが、2021年の今年になり、ようやくローンチされそうです。eBayとしては2021年中に全ユーザーを対象にしたいとのことです。
eBayは、支払いの新システムが2021年にロールアウトされると発表しましたが、これはビジネスアカウントのセラーだけでなく、プライベートアカウントのセラーにも移行を開始するということです。2021年末までに、eBayペイメントがすべてのセラーに完全にロールアウトされることを目指しています。
「私たちのビジネスのより多くを包含するために支払い経験を強化し、ユーザーに選択されるために構築しています。売り手は、ビジネスを管理するために2つの別々の顧客サービス関係(eBayとPaypal)を維持する必要がなくなり、すべてをeBayのモバイルアプリ、My eBay、またはウェブ上のSeller Hubで行うことができます。」とeBayは言っています。
eBayは現在、英国、米国、ドイツ、オーストラリア、カナダで支払い管理を展開しており、2021年第1四半期にはフランス、イタリア、スペインにも展開する予定とのこと。
eBayの支払いの利点
eBayによると、大きな変更点の一つは、手数料が売上から自動的に差し引かれるようになるため、売り手はeBayからの請求書を受け取る必要がなくなる(eBay Storeなどのサブスクリプションなどの拡張機能を使用しない限り)。
よりシンプルな料金
eBayの販売手数料は、買い手からの着金前に売り手の収益から自動的に差し引かれ、手数料はすぐに取引の詳細と毎月の明細書に表示されます。販売者の収益は、直接銀行口座に引き出せます。つまりPayPalのときのような処理手数料はありません。
便利な支払い方法
出品者はすべての支払いを銀行口座に直接受け取ることができます。出品者はまた、支払いを受けるタイミングを選択することができます(毎日または毎週など)。
売り手の保護
eBayでは、出品者の安全を確保し、必要な情報のみをお尋ねしています。また、出品者の経験をより簡単にするために、クレームと出品者の保護を簡素化しています。
買い手の選択肢の増加
iPhoneやiPadでの支払い方法としては、Apple Payが利用できます。Google PayはeBayサイトとeBay Androidアプリでも利用可能です。また、購入者は、ドイツではSEPAダイレクトデビットやSofort EFT、オーストラリアではAfterpayのような地域に関連した支払いオプションを選択することができます。
参考:Consumer seller eBay payments roll out in 2021
一応、発表されている情報をそのまま紹介いたしましたが、日本の銀行口座にしっかり対応できるのかというあたりがやや心配です^^;。
兎にも角にも今より手数料が押さえられて、手間が楽になるなら歓迎ですね。