こんにちは。 ジェイグラブの横川です。
eBay(イーベイ)がEC新興エリアの事業者に世界市場への参入を促し、歓迎しています。日本は国内市場は充実していてEC新興国ではありませんが、越境となってくると新興エリアと変わりません。ますます世界への参入を促されることになるでしょう。今回はそういった一環として南米の企業のeBay参入の障壁を低くしたというニュースです。
eBay、ラテンアメリカのセラー200万人にプラットフォームを開放
eBayは、ラテンアメリカのEコマースサービスと提携し、同地域の商品やサービスの販売を効率化します。
eBayは、コロンビア、ペルー、メキシコで事業を展開しているStoreON社と提携。StoreON社は、コロンビア、ペルー、メキシコで事業を展開しており、StoreON社のサービスを利用することで、英語でのコミュニケーション、国際的な物流、外貨の取り扱い、商品の国有化などの管理が不要になります。
eBayによると、プラットフォーム上のラテンアメリカのセラー数は、2020年の間に2019年と比較して35%以上増加しており、これは、この地域でのビジネスが、多くのバイヤーにリーチする越境ECの手段として見出したということになります。
StoreONのCEOであるBernardo Vanegasは、「eBayとの新たな提携を発表できることを大変誇りに思います。これにより、ラテンアメリカの少なくとも200万社の企業が、世界中に商品を輸出できるようになります。特に、30年以上にわたってEコマースの最先端を走ってきた米国への輸出は、販売者に大きな利益をもたらします」と述べています。
南米市場のみに頼らず、グローバルな売上を達成することは、より大きな成長の可能性をもたらします。1億8,700万人のバイヤーを擁するイーベイは、特にこのような重要な時期に、ビジネスを拡大し、世界経済の一部になるための信頼できるプラットフォームを提供しています。」とイーベイのグローバル新興市場担当GMのイリヤ・クレトフは語った。
参考:eBay opens platform to 2 million Latin American sellers
南米からの参入が増えるということは、カテゴリーによってはライバルが増えるということでもあり、その点ではあまり嬉しい話ではありません。
しかし、逆に言うと、eBayの認知度が今以上に南米に浸透することで、日本の商品を南米の人が目にする機会も増えるということで、戦略次第では売上を上げるチャンスにもなります。