こんにちは。ジェイグラブの横川です。
ウェディング・シーズンに突入します。
アメリカの離婚率の高さを考えると、生涯に一度着る服ではないような気がしますが、というより、一生に一度の服じゃないからこそかもしれませんが、ウェディング・ドレスの中古市場が熱いのです。
また、現在、アメリカはインフレで物価高にも悩まされているので、たとえ一生に一度のものだとしても、新しく作るより古着のドレスを選ぶ傾向が高いようです。
イーベイ、古着ウェディングのハブを立ち上げ、需要に応える
マーケットプレイス大手のイーベイは、中古のブライダルウェアの需要の高まりに応え、古着のウェディングハブを開設しました。
このプラットフォームでは、ヴェラ・ウォンやヴィヴィアン・ウエストウッドなど、さまざまなデザイナーや小売業者の作品を扱っており、中古のブライダルドレスやブライズメイドドレス、アクセサリー、ヴィンテージスーツなどが用意されています。
イーベイの調査によると、英国では74%の人が「サムシング・オールド」をプレラブド(*)・ウェディングウェアとみなしており、マーケットプレイスでは最近「プレラブド・ウェディングドレス」の検索が50%急増したことが判明しています。
※Pre-loved・・・Preは「前の」、Lovedは「愛された」から、前の持ち主に大切にされていた物=中古という意味です。
イーベイのファッション担当グローバルGMであるカースティ・コーガンは、プレスリリースで「結婚式のピークシーズンを迎えるにあたり、私たちの新しいウェディング・ハブが花嫁になる人たちに、夢のウェディング衣装をほんのわずかな値段で手に入れる選択肢を提供できることを願っています。そして、一度しか着ないような素晴らしいドレスの寿命を延ばしながら、ユニークなオプションを見つけることができます。これほど幅広いデザイナーの選択肢があるのですから、誰もが大切な日にまばゆい輝きを放つことができ、スタイルに妥協することなく、すべての予算に合った選択肢があるのです。」と述べています。
参照:Ebay launches pre-loved wedding hub catering to demand
おわりに
日本では婚姻率が下がってきており、ウェディング市場が巻き返す予測は立てにくいですが、海外に目を向ければ、日本と違って相変わらず元気な市場です。ウェディング関係の方は検討してみるべきでしょう。