こんにちは!ジェイグラブの山田彰彦です。
eBay Inc.が2020年第1四半期の結果を発表しましたので、いくつか重要な部分をピックアップしてみたいと思います。
24億ドルの収益が四半期でありました。GAAPおよび非GAAP EPSはそれぞれ0.64ドルと0.77ドル、GAAPおよび非GAAP営業利益率はそれぞれ26.5%および31.5% 、第1四半期に41億ドルを株主に還元しており、これには40億ドルの自社株買いと、1億1,400万ドルの現金配当が含まれています。
また、長年eBayが買収してやや足かせになってしまっていたチケット販売のStubHubをviagogoへ41億ドルで売却を完了しており、このコロナの影響により、eBayの従業員他、コミュニティの維持やカスタマサポートに1億ドルを超える額を費用負担しています。
eBayマーケットプレイスですが、コロナの影響で需要の急増を見込んでおり(実際にeBayでの越境EC取引や急拡大中)、広告は一時的なディーラーの休業や閉鎖などで広告費用の減速の影響を受けていますが、ロックダウンで営業できない事業者が、オンラインショッピング需要を満たすため、2020年4月時点で50,000以上の新規事業がeBayを通じて販売を開始したと報告しています。
また、eBayのほぼすべての従業員が在宅勤務をしており、eBay Foundationは、世界中の非営利団体に300万ドル以上の助成金を寄付など eBay for Charityを通して、売上の一部をFeeding America、Direct Relief、Opportunity Fundなどにも寄付を最大100万ドルみているとのことです。
販売者のキャッシュフローのニーズをサポートするために、eBayストアの事業者には、最大で100,000商品を無料出品できるようにしたり、不着などで売り手のパフォーマンスが悪くならないように保護をすることや、eBay販売手数料の遅延支払いも認めています。
第1四半期のハイライトですが、収益は2%程度減少していますがアクティブバイヤーは2%増加、合計1億7,400万人のグローバルアクティブバイヤーがいます。総商品数量(GMV)は213億ドルで1%減少しました。
また、eBayの正式なCEOが決定。eBayの取締役会により2020年4月27日付けで「ジェイミー・イアンノーネ」を最高経営責任者に任命したと発表しました。イアンノーネ氏は、2020年4月27日付けで取締役会のメンバーにも任命されました。
気になるeBayマネージドペイメントですが、移行を拡大しており32,000を超える販売者が30億ドルを超える取引額を処理しており、カナダとオーストラリア、英国の他、7月には、いくつかの新しい市場で利用可能になります。日本については言及していませんが、金融庁との調整や許認可で時間がかかるので来年以降になるのではないでしょうか。
eBay.com – eBay Inc. Reports First Quarter 2020 Results and Provides COVID-19 Business Update
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