こんにちは。ジェイグラブの横川です。
本日の午後は中国ECのプロフェッショナルである、SIパートナーズの重延さんをお迎えして、中国ECについての講義と、そのあとに「聞きにくいことを聞いてみてしまう試み」のオンラインセミナーがあります。ということで、プラクティカルeコマース社の中国ECの現況を伝える記事をザクッと紹介いたします。
【開催概要】
1月13日(水)13:30~16:00
お年玉企画第2弾【共催オンラインセミナー】聞きにくいことをズバリ聞く!中国越境ECの真相と越境EC失敗事例とりまとめ
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中国人が人民服を着て自転車で移動なんてのは大昔の話。いまや中国は2025年までに世界最大の高級アパレル市場になる準備をしています。2020年の人口は14億人に達し、海外の高級品を求める中産階級が台頭し、中国は世界のeコマースを席巻しています。
高級品ブーム
経営コンサルティング会社のベイン・アンド・カンパニーは、中国ラグジュアリー年次報告書で、パンデミックにもかかわらず、中国のラグジュアリー市場は2020年に48%増加し、約520億ドルに達したと発表しています。
欧米ではパンデミックの影響で高級品への支出が鈍くなっているが、中国では回復している。中国の富裕層の海外旅行が減少したこと、そして海外に出張して人気の化粧品や高級品を購入し、中国国内で転売するプロの中国人転売ヤーの身動きがとれなくなったことで、オンラインでの高級品購入が増加した。同国の高級品オンライン普及率は2019年の約13%から2020年には23%に上昇した。
中国のeコマース
中国は世界最大のeコマース市場であり、アリババグループの淘宝網(タオバオ)、アリババ、Tmall、そして競合のJD.comとPinduoduoに牽引されています。調査会社のeMarketerは、2020年にはアリババ系マーケットプレイスに加え、JD.comとPinduoduoで小売eコマース市場の83.6%を占めると予測していました。
Statista によると、中国はオンライン e コマース人口が最大で、7.1 億人がデジタルで買い物をしており、オンラインショッピングをする人の76%は18歳から44歳までの年齢層です。さらに、中国のインターネットユーザーの64%がeコマースを利用しており、アパレルやアクセサリー、おもちゃや趣味のアイテムが最も人気のある商品となっています。
中国の消費者は、オンラインで1.1兆ドルを消費し、2019年の8,266億ドルから増加し、2位の米国の3,600億ドル、EUの3,519億ドルの2倍以上になると予測しています。
越境EC
中国は国際的な購入においてもオンライン強国としての地位を確固たるものにしています。
中国の消費者は国内市場で入手できる選択肢を持っていますが、海外から消耗品と高級品の両方を購入する熱心な越境購買者でもあり続けています。RetailXの「China 2020 Ecommerce Country Report」によると、通常はTmallのような確立された信頼できる国内のマーケットプレイスを使っています。また、中国の買い物客の68%が外国の商品の方が品質が良いと見ています。これらの購入の大部分を占めるのは、美容と化粧品です。
ソーシャルセリング
RetailXによると、中国ではPinterest(ピンタレスト)が人気のソーシャルサイトのひとつであり(※訳注:アメリカ企業のサービスであるにもかかわらず)、SNSユーザーの45%を占めているのに対し、Facebookは8%にとどまっています。
中国の消費者は、毎年11月11日の独身の日に、特に人気があるライブストリーミング販売やインスタントメッセージャーを利用してショッピングを楽しんでいます。どちらも中国のオンライン販売を牽引しています。買い物客の5分の1はライブビデオから直接購入しています。多くの若者がWeChatなどのインスタントメッセージャーから直接買い物をしており、その結果、メッセージアプリに組み込まれたモバイル決済システムが伸びています。
パンデミック効果
中国のネットショッピング利用者の50%が新型コロナの影響でネットショッピングの頻度と量を増やしたという。2020年4月までに、中国経済は世界の他の地域が閉鎖的になり始めたときに回復し始めていました。欧米が経済的に停滞している中、中国は活気あるEコマース市場を提供しています。
参考:China Is Dominating Ecommerce
先月から公開、告知しておりましたが、本日13:30から、一番中国ECを知る人からの話が聞けますので、万障お繰り合わせの上お申し込みください。
【開催概要】
1月13日(水)13:30~16:00
お年玉企画第2弾【共催オンラインセミナー】聞きにくいことをズバリ聞く!中国越境ECの真相と越境EC失敗事例とりまとめ
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