こんにちは。ジェイグラブの横川です。
セミナーでは「SNSは重要だから必ずやるように」と訴えています。
理由は、
- 日本人は24時間中45~51分しかSNSを触らないから分からないかもしれないが、海外の平均は2時間24分である。
- SNSのタイムラインに流れてきた商品広告を見て、影響を受けて購入した経験がある人の割合が日本人は1割もないが海外では地域にもよるが3~6倍は高い。
- 目的のページにやってくる人が、検索エンジン経由とSNS経由とで差がない(SEOばかりに集中してもSNSを無視していたら50%の機会損失を生んでいる)。
からです。たまに個別相談などで、SNSを話題に出すと、表情が曇ったり、SNSは嫌いだという方がいます。そうした個人の考えまでは否定しませんが、それであれば売り上げは期待しないでくださいねと申し上げたくなります。
ではSNSはECにどんなメリットが有るのでしょうか。
ソーシャル・コマース/ソーシャルメディア時代のEコマースのトレンド
ソーシャルコマースは、消費者の買い物や企業の販売方法に革命をもたらし、Eコマース業界において急成長しているトレンドです。ソーシャルメディアの台頭により、企業はソーシャルネットワークの力を活用し、新しく革新的な方法でターゲットとなるユーザーにリーチし、エンゲージすることができるようになりました。このブログでは、ソーシャルコマースとは何か、どのように機能するのか、なぜ重要なのか、について包括的に説明します。また、ソーシャルメディア時代のEコマースを形成するいくつかの主要なトレンドについても紹介します。
ソーシャルコマースとは?
ソーシャルコマースとは、ソーシャルメディアとEコマースの統合を意味し、企業がソーシャルメディアのプラットフォームを通じて消費者に製品やサービスを直接販売することを可能にします。ソーシャルコマースは、ソーシャルネットワークのパワーを活用して売上を伸ばし、ブランドの認知度を高めることで、企業がターゲットとするユーザーにリーチし、エンゲージするための新たな機会を創出します。
一般的には、Facebook、Instagram、TikTokなどのソーシャルメディアプラットフォームを利用して、製品やサービスを宣伝・販売することが含まれます。企業はソーシャルメディア上に商品ページやカタログを作成し、消費者はそのプラットフォームから直接商品を閲覧したり購入したりすることができます。さらに、ソーシャルセリングでは、ユーザー生成コンテンツ、ソーシャルメディア・インフルエンサーマーケティング、ライブストリームショッピングなどの機能を取り入れて、消費者にとって魅力的でインタラクティブなショッピング体験を提供することがよくあります。
ソーシャルコマースがもたらす企業・消費者のメリット
ソーシャルコマースは、企業と消費者の双方にとって、数多くのメリットがあります。ここでは、ソーシャルコマースがもたらすメリットの一部をご紹介します:
企業にとってのメリット
- リーチと認知度の向上 – ソーシャルメディアを通じてより多くの人々にリーチし、関与することができるため、ブランドの認知度と到達度を高めることができます。
- 費用対効果の高いマーケティング – 企業がターゲットとするユーザーにリーチし、エンゲージするための費用対効果の高い方法です。
- データと洞察力 – 消費者行動に関する貴重なデータと洞察力を企業に提供し、情報に基づいた意思決定とマーケティング戦略全体の改善を可能にします。
- 顧客エンゲージメントの向上 – 新しい革新的な方法でターゲットとなる人々と交流し、顧客エンゲージメントを向上させ、より強い関係を築くことができます。
- 売上の増加 – ソーシャルメディア・プラットフォームを通じてより多くの人々にアプローチし、エンゲージすることで、企業は売上を促進し、収益を増加させることができます。
消費者向けソーシャルコマースのメリット
- 便利でパーソナライズされたショッピング体験 – 消費者がソーシャルメディアのプラットフォームから直接商品を閲覧・購入することができ、便利でパーソナライズされたショッピング体験を提供します。
- ユーザー生成コンテンツ – カスタマーレビューなどのユーザー生成コンテンツを取り入れることが多いため、消費者は他の人の体験談をもとに、情報に基づいた購入の意思決定をすることができます。
- インタラクティブ性とエンゲージメント – 消費者に、よりインタラクティブで魅力的なショッピングの旅を提供します。
- 商品とサービスへのアクセス – ソーシャルメディアを通じたショッピングでは、消費者はそのプラットフォームを離れることなく、より幅広い商品とサービスへのアクセスを容易にすることができます。
- 透明性と信頼性のある購入 – 消費者はカスタマーレビューやその他のユーザー生成コンテンツを閲覧し、情報に基づいた意思決定を行うことができるため、購入プロセスにおける透明性と信頼性が向上します。
ソーシャルメディア時代のソーシャルコマーストレンド
ソーシャルメディアの台頭は、Eコマースの状況に大きな影響を与え、ソーシャルコマースにおけるいくつかの重要なトレンドにつながっています。このセクションでは、これらのトレンドのいくつかを検証し、それらがEコマースの未来をどのように形成しているかを説明します。
ソーシャル・メディア・ショッピング
ソーシャルメディアショッピングとは、消費者がソーシャルメディアのプラットフォームから直接商品を閲覧・購入することができるソーシャルコマースの一形態です。このトレンドは、ソーシャルメディアとEコマースの統合が進み、モバイルショッピングの人気が高まっていることに起因しています。
ソーシャルメディア・インフルエンサーマーケティング
ソーシャルメディア・インフルエンサーマーケティングは、ソーシャルコマースにおけるもう一つのトレンドとして人気が高まっています。このマーケティング戦略では、ソーシャルメディアのインフルエンサーと提携し、彼らのフォロワーに製品やサービスを宣伝します。ソーシャルメディア・インフルエンサーマーケティングは、企業がターゲットとするユーザーにリーチし、エンゲージすることで、売上を伸ばし、ブランドの認知度を向上させる効果的な方法です。
モバイルショッピングの台頭
モバイル・ショッピングも、ソーシャル・コマースのトレンドのひとつです。スマートフォンやモバイル端末の普及に伴い、より多くの消費者が端末を使ってオンラインショッピングをするようになっています。このため、消費者がモバイル端末で便利でパーソナライズされたショッピング体験を提供することを目的とした、モバイルファーストのEコマース戦略が発展しています。
ユーザー生成コンテンツの成長
消費者自身が作成するこの種のコンテンツには、商品レビューやソーシャルメディアへの投稿など、商品やサービスに関連する様々な種類のものがあります。
カスタマーレビューは、Eコマースにおけるユーザー生成コンテンツの重要な形態であり、他の消費者の経験に関する貴重な洞察を提供します。カスタマーレビューは、企業が改善すべき点を特定するのに役立つだけでなく、貴重なマーケティングデータを提供することができます。さらに、カスタマーレビューは、製品やサービスに対してより信憑性が高く、信頼できる視点を提供するため、潜在的な顧客との信頼関係を構築するのにも役立ちます。
ユーザー生成コンテンツは、貴重なデータを提供するだけでなく、マーケティングツールとして活用することもできます。例えば、企業は自社のEコマースサイトやソーシャルメディアにカスタマーレビューを掲載し、潜在的な顧客に対して製品やサービスをアピールすることができます。また、ユーザー生成コンテンツを活用することで、消費者により魅力的でインタラクティブなショッピング体験を提供することも可能です。
バーチャルリアリティとオーグメンテッドリアリティの登場
バーチャルリアリティ(VR)とオーグメンテッドリアリティ(AR)は、ソーシャルコマースの世界でインパクトを与え始めている2つの最先端技術です。これらのテクノロジーは、企業がターゲットとする消費者と関わるための新しい革新的な方法を提供し、消費者により没入的でインタラクティブなショッピング体験をもたらします。
Eコマースの世界で一歩先を行きたい企業は、マーケティング戦略全体にソーシャルセリングを取り入れることを検討すべきです。ソーシャルメディアの力を活用してターゲットとなるユーザーにリーチし、エンゲージすることで、企業は売上を伸ばし、ブランドの認知度を高め、消費者に便利でパーソナライズされたショッピング体験を提供することができます。
Eコマースの世界で一歩先を行くには、今こそソーシャル・コマースの世界を探求する時なのです。起業したばかりの中小企業でも、事業拡大を目指す大企業でも、ソーシャルセリングはあらゆる規模の企業に豊富な機会を提供します。
参考:Social Commerce: Trends for E-Commerce in the Age of Social Media
さいごに
弊社の支援サポートの中には内製SNSによるサポートのいうのがありますが、それに対し、甘えにも似た、過剰な期待を持つ人もいますが、残念ながらそれは成功しない姿だと言っても過言ではありません。
弊社では、弊社の内製SNSによるサポートもするが、クライアントさん自身のSNSもきちんとやるよう促します。というのはSNSの強みはコミュニティであり、そのコミュニティの一員になれているという感覚を消費者が持てると、強烈な武器になるからです。
したがって、弊社SNSでは、多くの人の目に触れさせたということで、今後のきっかけづくりにはなりますが、それはクライアントにとっては他人のコミュニティを利用して露出する機会を得たにすぎないので、ロイヤリティの高いカスタマーにリーチするには自身のコミュニティ形成が欠かせないのです。
阪神タイガースファンのコミュニティの持ち主に頼み込んで、新しいジャビットくんアイテムができました!と、告知の機会をもらっても、売れるかどうかなんて火を見るより明らかですよね。
ここまで極端でないにしても、他人のふんどしを借りてばかりでなく、その間に自分のコミュニティを育てることが重要で、それをサボってしまった方は残念ながら成功はしないでしょう。