あけましておめでとうございます! ジェイグラブ株式会社の山田彰彦です。
年始のご挨拶
昨年も大変多くのお客さまに越境ECサービスをご利用いただきましたこと、改めまして御礼を申し上げます。
いよいよ今年は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が日本で7月24日から開催され、世界中から日本に最も注目の集まる年となり、越境EC販売は追い風になると言われています。
今後も海外販路拡大、輸出促進の力添えができるよう、MagentoやShopifyでの越境EC本店サイトと、支店としてのeBayやAmazon、さらにこれらに加えて今後台風の目となるであろうShopeeやJDインドネシアなどの新興系越境ECモールの利用、そして開店後の集客と販促にチャレンジして、期待を超えたバリューを提供できるよう、全スタッフ一丸となって取り組んでまいります。
本年も素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
国境を越えた取引、越境ECがeBayの強みに
本日のブログは、米国eBay本社のスタッフが過去に書いたメッセージも引用しながら、「ガラパコス化している日本事情」を少し知っていただこうかなと思います。
いまや商品の情報は、Facebook、Twitter、InstagramやYoutubeなどのSNSでどんどんとシェアをされ、リーズナブルで良い商品の情報はもはや世界中でリアルタイムに近い形で伝わっており、地域や国という地理的制限はなくなりました。
当社でも契約インフルエンサーが、お客様の越境ECサイトやECモールで販売している商品を紹介するFacebook公式ページ『JAPAN CRAZE』を運営しており、販促と集客告知を積極的に行っております。
商人による国境を越えた貿易取引は何世紀も前から行われてきましたが、越境ECに代表される個人による国境を越える買い物はまだまだ簡単ではありません。
買い手にも売り手にも言語や配送の問題、国ごとの商習慣やルール、決済や支払の違いなど、様々な課題がありますが、eBayでは越境ECの取引が2014年には20%程度だったものが、いまや60%を超える勢いにまで急増しています。
特定の国に向けては機械翻訳で対応したり、 ロシア郵便や中国郵便と提携して配送をより簡単かつリーズナブルな料金で発送できるようにしたり、eBayグローバル配送プログラムを利用して、米国内のeBay指定の物流センターに配送するだけで、国際配送を可能にするサービスの定着など、eBay本体としても国境を越えた取引をより活発化させるためのソリューションを提供し続けており、オリンピックイヤーでもある2020年は越境EC取引は益々活性化するでしょう。
eBayでは米国企業の90%以上が国境を越えた越境EC取引をしているとコメントしており、とりわけ米国に本社を置きeBayで自転車を販売しているThe Pro’s Closetは、取引の約40%が越境EC取引だとのことです。平均30か国以上に販売し、従来の米国企業の10倍以上も輸出ビジネスで成功しています。
また、国境を越えたオンラインショッピングは2020年中に5,000億ドルを超えると予想されており、越境EC市場の成長の機は熟しているといえるでしょう。
日本でビジネスをしていると上記のようなグローバル情報がストレートに入ってきません。海外では多くが越境EC取引に移行しているにもかかわらず、『海外配送は対応しておりません』『日本はまだまだ通販の伸びしろがある、(国内の)売上アップを図ろう』などと話す経営者が未だに多く、その結果、日本の通販は国内取引が『90%!』です。
そのため越境ECの成功者はごくわずかですが、逆手にとれば越境ECはブルーオーシャンでもあると捉えることもできるのではないでしょうか。
そんな 「ガラパコスな日本」 の状況は、2020年も大きく変化はしないとみておりますが、予想以上に変化のない年にならないように危機感を持って私共は日頃から越境ECセミナーを自社のみならず、ジェトロ、中小機構や商工会議所などで自らマイクを握って講演を行い警鐘を鳴らしつつ、越境ECの始め方、最新事情、越境EC事業の失敗と成功事例などを詳しく掘り下げてお伝えしています。
今年もそのセミナーが1月10日から始まりますが、これから越境ECを検討したい、越境EC事業はやっているけどもっと売上アップしたい、輸出事業を伸ばしたいという方に最適な越境EC無料セミナーに是非ご参加ください。もちろん越境ECの勉強だけでもという方も大歓迎です。