こんにちは。 ジェイグラブの横川です。
新型コロナで苦しいのは自分たちだけでなく、世界中の人が同じ境遇にいます。そこで、これまでの手法で行き詰まっていると感じた企業は、半ばなりふり構わずに(ほとんどの日本企業ができないと言われる)短時間の決断で新たな境地に歩を進めました。
そうすることができた企業が残っていると言ってもいいでしょう。コロナ禍になってから時折、こうした海外企業の事例も紹介しています。昨年はアパレルが一番苦しみましたが、そんな中、GAPはB2BECに舵を切り大成功しました。決断から実行までたったの6週間で。
今回紹介するのは、あのコストコです。EC化もコロナ以前から進めていましたが、それが奏功したようです。
コストコのeコマース売上高は前年同期比44.4%増、アプリダウンロード数は1,000万件を突破
コストコのプレスリリースによると、第4四半期のeコマース収益は前年同期比11.2%増、会計年度では44.4%増となりました。
コストコの取締役副社長兼最高財務責任者(CFO)であるリチャード・A・ガランティは、同社のモバイルアプリのダウンロード数が1,000万件を超えたことを明らかにしました。
9月23日(木)に行われた決算説明会の議事録によると、ガランティ氏は「アプリは継続的に改善されており、今後も追加機能が追加される予定です」と述べています。
「コストコのクレジットカードを使ったデジタル決済は、現在いくつかの店舗で試験的に導入されており、来月中旬には本格的に導入される予定です。倉庫のレシートをオンラインで見ることができる機能も、来月には実現する予定です。
また、10月末までには、モバイルサイトの改善、ルック&フィールの改善、新しいランディングページの導入、ドットコム用の情報や倉庫の情報の拡充を予定しています。
リリースによると、コストコの当四半期の純売上高は、17.5%増の614億ドルとなりました。これは、2020年の523億ドルから増加したものです。会計年度の純売上高は17.7%増の1,921億ドルで、2020年の1,632億ドルから増加しました。
2020年の第4四半期は、パンデミックによる賃金や衛生費の増加により、マイナスの影響を受けました、とリリースに記載されています。また、純利益は前年の13.9億ドルに対し、16.7億ドルとなりました。
コストコは、同業の卸売業者であるサムズクラブとともに、今年初め、パンデミックの影響で一時的に中止していた食品サンプルを店舗に復活させることを発表しました。
部分参照:Costco eCommerce Sales up 44.4% YoY, App Downloads Crest 10 Million
さいごに
日本のコストコのECサイトは品揃えがそれほど多くないし、なにより決済がすごく面倒くさいんですけど、たまに買ってしまいますね~。ブランディングに成功しているからでしょうね。もっと良い仕組み知ってますので、依頼してくれませんかね?^^;