PHOTO by Liam.Jones
こんにちは。ジェイグラブの横川です。
ビートルズが原点に戻ろうと、オーバーダブをしないレコード作りに励む様子を収録したゲット・バック・セッション。この時期のビートルズは各メンバーの個性が激しくぶつかる状態で、結果的には最後のバンドの姿を捉える映像となっています。このときの映像は70年にレット・イット・ビーというタイトルの映画で公開されていましたが、評判はあまり良いものではありませんでした。
70年の映画の評価が良くなかったこと、ソフトも長らく販売されていなかったこと、バンドの本当の姿を捉えていなかったことなどから、2000年代に入り、再編集の動きが起き、今度はゲット・バックというタイトルで最新版が映画館で公開されることにな
・・・るはずだったんですが、コロナ禍で中止となり、ディズニープラスで11月に3日間連続配信という形で陽の目を見ました。これを見たいがためにディズニープラスに加入した人もいるでしょう。
そして、この映画のDVD/BDも発売が予定されています。目玉は、紆余曲折の末に無許可でビルの屋上でライブした伝説のルーフトップ・コンサートでしょう。日本版は4月です。アメリカではもうすでに販売開始されました。が・・・
ビートルズのドキュメンタリー、リコールされた「ゲット・バック」がイーベイで人気商品に
リコールされたビートルズのドキュメンタリー『ゲット・バック』ブルーレイ版がイーベイで注目の商品となっており、999.99ドルという高値で取引されている。
2月8日に発売されるはずだったこのドキュメンタリー映画は、技術的な欠陥のためにディズニー社から発売中止を言い渡された。しかし、カリフォルニア州オレンジ郡では、新発売のコーナーでいくつかのリコール版が目撃されるなど、一部の商品はまだ店頭に並んでいる。
Media Play Newsは、ピーター・ジャクソン監督による伝説の英国ロックバンドの絶賛されたドキュメンタリーのソフトは現在購入することはできず、仮にレジまで持ち込まれてもレジのコンピュータによって販売不許可のフラグが立ったと報じていた。
しかし、どうやら一部のコピーはまだ一般の人の手に渡っているようだ。イーベイをチェックしたところ、『ゲットバック』のコピーが14個見つかり、中には999.99ドルという高値で売りに出されているのが見つかった。
すでに完了したものを見てみても、発売日前日の2月7日に399.99ドルで購入されたものを含め、いくつかの購入されていたものがあった。
参考:Recalled Beatles Doc ‘Get Back’ a Hot Commodity on eBay
さいごに
現時点でこれだけ値上がりしていますからね。もうコレクターが血眼になって探そうとするアイテムになるでしょう。このリコール版を手にできた人はお宝を手に入れたも同然。数年後には10倍くらいになっているんじゃないでしょうか。
ビートルズと言うと、Yesterday and todayという編集版のブッチャーカバーと呼ばれるものが有名です。
勝手な編集をしたレコード会社に対する抗議の意味だったとか、ベトナム戦争の反戦メッセージのつもりだったとか言われています。しかし、アイドル的なイメージとは対極のグロテスクなジャケットは苦情が殺到し、回収騒ぎとなっています。このとき回収されずに市中に出回ったものは今は100万円前後で取引されています。
本物ならいいんですが、ニセモノもたくさん出回っているので、目利き以外は手を出さないほうがいいですよ(笑)。