こんにちは。ジェイグラブの横川です。
先週、4回目を迎えるアジアeコマースアウォードの最終選考が発表されました。東南アジアを中心とするイベントですので、日本企業は基本的にこの地域に進出している企業に限られます。果たして今回はどの企業がノミネートされているのでしょうか。
アジアeコマースアワード最終選考リスト
アジアeコマースアウォードは、東南アジア、南アジア、オーストラリア、ニュージーランド地域におけるオンラインショプ、代理店等のeコマース活動の優秀性を評価し、表彰するもので今回で4年目を迎えました。
今年は新たに3つのカテゴリーを追加し、合計37のカテゴリーにエントリーすることができます。参加者は、金、銀、銅のトロフィーを目指して競い合い、全カテゴリーの上位入賞者に贈られる「eコマース・エージェンシー、ブランド、マーケットプレイス/eリテーラー・オブ・ザ・イヤー2021」のタイトルをそれぞれ獲得するチャンスがあります。
この賞は、32人のクライアントサイドのマーケターによって審査されました。審査員の一人は、次のように述べています。「マーケティング・キャンペーンに関わる思考過程と計画は、常に人々が想像する以上に複雑です。デジタルとeコマースのコミュニティとして集まり、優れたパフォーマンスを表彰することは、とてもエキサイティングなことです。」
さて、最終選考に残ったのは?ファイナリストの全リストはこちらでご確認ください。
ベストB2B EC部門ー日本ペイント株式会社
B2BのEC部門で日本ペイント株式会社がノミネートされています。理由はリノベ市場への転換が評価されたとのことです。同社はベストホーム&オフィス家具部門でもノミネートされています。
ベストECエレクトロニクス部門ーキャノンシンガポールとパナソニック・マレーシア
エレクトロニクス部門のECでは、キャノンストアを運営しているキャノン・シンガポールが選出されています。
パナソニックはVRを使ったショールーム構築で評価されています。なお、パナソニックはベストECイノベーション部門でもノミネートされています。
ベストスーパーマーケット/ハイパーマーケット部門―イオン
ECマーケットプレイス化への評価がされたようです。イオンはアジアでも広く展開していますので、どこのイオンかはこの記事からだけではわかりませんでした。
ベストB2Bキャンペーン部門―JCBタイランド
B2B向けのキャンペーンの仕方については、タイのJCBが最終選考に残っています。モバイルを駆使したキャンペーン部門でもノミネートされています。
参照:Asia eCommerce Awards 2021 shortlist announced
さいごに
日本でも有名な企業がノミネートされていました。
全部で37部門ありますが、日系企業は7部門5社がノミネート。2冠の可能性があるのが、日本ペイントとパナソニックとJCBです。
いまのところB2B部門でしか日系企業の名前はありませんが、このイベントにはもちろんB2C部門もあります。こうしたところにB2Cでノミネートされる日系企業が出てくるといいですね!