こんにちは。ジェイグラブの横川です。
先日は世界的な潮流になっているにもかかわらず、「使いこなす」までは行かなくとも「利用してみる」ことすらしない人が多い日本人のECにおけるAIに対する態度に幻滅し(我々のような事業者に頼らず自力でやって行けてる人は除く)、日本の将来は明るくないと嘆いたわけですが、外に目を向けるとやはり新しい技術への適応力の速さに驚かされます。
これまでは、販売者目線でAIがどう使われるか、またはどう使うかを紹介し、立ち遅れている日本の越境EC検討者を煽ってみたわけですが、海外では消費者目線でもEC分野でAIを駆使しているという記事がありました。
なお、以下の記事の翻訳は、AIにやらせました。
東南アジアの消費者の88%、AIを購入意思決定に活用 – 調査結果
最近の調査によると、東南アジア市場全体で調査対象の88%の消費者が、AI生成コンテンツや製品推奨を基に購入意思決定を行っていることが分かりました。
この調査結果は、東南アジアのeコマース分野におけるAI活用状況を初めてまとめた白書「Artificial Intelligence Adoption in eCommerce in Southeast Asia」で発表されました。この白書は、eコマースプラットフォームが市場調査会社Kantarと共同で作成したもので、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピンの6か国で6,038人の消費者を対象に実施されました。フィリピンからは1,001人が調査に参加しています。
主な調査結果
- AI生成コンテンツの信頼度:調査対象者の92%がAIによるパーソナライズされた推奨を、90%がAI生成の製品要約を信頼しています。
- AIを利用する動機:52%が「便利なショッピング体験」を理由にAIを活用しており、51%が製品や販売者レビューを重視していると回答。
- 主要AI機能:AIチャットボット(63%)、翻訳機能(53%)、ビジュアル製品検索(52%)が最も認識されているAI機能。ただし、これらの実際の利用率はAIチャットボットで47%、ビジュアル製品検索で40%、翻訳機能で40%と50%未満にとどまっています。
- AIによるショッピングの向上:回答者の49%がAIにより商品発見や顧客サービスが改善され、オンラインショッピングがより楽しいと感じています。
また、調査対象者の83%は、AIを活用したショッピング体験に対して追加料金を支払う意向を示しました。さらに、80%のユーザーが少なくとも週1回はeコマースアプリ上でAI機能を利用していると回答しました。
こうした結果を受けて、eコマースプラットフォームは、より包括的で優れたショッピング体験を提供するため、AI統合をさらに深化させる必要があるとされています。
参考:88% of Southeast Asian consumers rely on AI for purchase decisions – study
おわりに
元記事の翻訳をすべてAIにやらせ、一切修正などしていません。そして、この記事の翻訳は1分もかかっていません。
さて、この記事を読むと、かなり多くの人がAIを頼っており、また半数近くは翻訳でも使っていることがわかりました。ということは、商品に魅力さえあれば、将来は日本語のままでも問題ないと言えるようになってくると思います。
そうなってくると、「日本のサイトからでないと買えないもの(日本ならではのもの)」が売上の中心になっていくと考えられるため、コモディティ化した商品を取り扱っている事業者の越境ECは難しくなっていくのではないかと思われます。なにか日本ならではのエッセンス(技術力の主張はあまり響きません)が必要です。