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新型コロナは不正購入も増加させる

こんにちは。ジェイグラブの横川です。

新型コロナの拡大によって、それまで安泰と思われた業種が苦境に立たされたり、サブ的な役割に過ぎなかった部門がにわかにメインストリームに躍り出たり。生きていると何が起きるかわからないものです。海外では(日本でもそうかも)飲食業界ではドライブスルーが一人勝ちのようだったそうです。

小売全般に範囲を広げれば、対面型の形式が軒並み厳しくなる一方、非対面型で商品購入が出来るオンラインショッピングが伸長しました。これは春先からずっと様々なデータを基にお伝えしてまいりました。ITを知らない人は、詐欺やコンピューターウイルスなどを必要以上にこれらを恐れ、ネガティブ感情を持っていたかと思います。そうした感覚を非難はしません。なぜなら、新型コロナでオンラインショッピングが伸びるということは、オンライン上での不正や詐欺は増えるからです。でも、野放図にしているわけではないので、きちんと知ってオンラインショッピングを楽しんでもらいたいと思います。

今回はオンライン上の詐欺との戦いに焦点を当てます。


eコマース、不正との戦い

新型コロナの感染拡大によって、今年のホリデーシーズンは爆発的なデジタル消費の波を取り込むために、安全を確保するための対応がより重要になってきます。

例えば、チャージバック(カードの不正利用などにより、カード会社がショップに対し、支払いを取り消すこと)は、取引量に応じて増加する予想されます。今年はEコマースに慣れていない店が多いため、取引量が過去最高を記録しているとはいえ、チャージバックのリスクも高くなっています。

重要ルールは「シンプルを心がける」

販売プロセスを複雑にしてしまうことは解決策にはならないと言われます。顧客の体験は、スムースでシームレスである必要があります。
Eコマースの重要なポイントはスピードと利便性であり、不完全な在庫管理、遅い配送、複雑な認証ツールなど、ショッピングの完結までのあらゆるポイントでの複雑化は、顧客を競合他社に誘導させてしまう可能性を高めます。成功している店は、優れた体験(カスタマージャーニー)を提供しないとならないことを認識していると言われます。

顧客がオンラインショッピングに期待することが減ることはないため、競争力を維持したいと考える場合、データを深く掘り下げ、課題に対処するための支援をしてくれるパートナーを見つける必要があります。

売り手が気をつけること

買い手のアカウントの乗っ取り、ウェブサイトのシャットダウン、サーバー侵入してデータ盗み出すなどの悪質な行為は、対処するのも簡単ではありませんが、少なくとも脅威としてはすでに知られています。しかし、今年はこれらはさして注目すべき動きではないと専門家は言っています。

専門家にによると、高度精鋭不正軍団が現れて、例えば商品ページにきて、実際の顧客が購入する数秒以内に商品を盗み取ろうとするような行為が予想されるとのことです。これらの行為は高価な商品を転売するために行われると予想されます。

またこれまで不正行為といえば、人気のあるコンサートやスポーツのチケットの購入サイトなどでは見慣れていましたが、今年はおもちゃやゲーム、その他の人気のあるホリデーアイテムでそれが起こり始めているとのことです。近年の不正集団の狙う範囲は非常に広範になってきています。

そのため、売り手は、アカウントをハッキングしてデジタルギフトカードを盗み、正当な受取人が使用する前にカードを使い果たしてしまう窃盗犯に注意する必要があります。新型コロナによってBOPIS(オンラインで買って、店頭で受け取る)でも詐欺が横行しているのが散見されてきているようです。
オンラインで注文した場合、カード不正利用者といえども他の人と同じように配送までに2日ほど待たなければならず、その間に詐欺が発見される可能性はあります。しかし、オンラインで注文して店頭で受け取られれば、不正行為に売り手が気づくことは難しくなります。

詐欺師はちょっとやそっとの対策では感謝こそすれ困りはしない

実際のところ、正規の顧客に対してスムーズなショッピング体験を提供することは、同時にスムーズでシンプルな盗みのプロセスを思いつかせるだけなので、売り手店がどんなことをしても詐欺師は感謝するだろう、と専門家は述べます。そこで、AIを活用した詐欺防止の出番です。買い手には見えない信頼やリスクの判断をミリ秒単位で行うこと機能を利用することが、今シーズンの拡大と成功には欠かせないことだろうと思われます。

参照:The eCommerce Fraud/Friction Fight


ジェイグラブが皆様にお納めさせていただいているECサイトの決済システムは、イスラエルの高度技術を用いた瞬時に不正を見抜く仕組みが入っているStripeです。安心して越境ECの運営をしていただければと思っております。

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Writer 横川 広幸

横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

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