※写真はイメージです(PHOTO BY Roman Chazov)
こんにちは、ジェイグラブの横川です。
オーストリア発のファッションブランドで、イギリスなどでも人気のホワイト・フォックス(日本未上陸)。かれらはeBayを足がかりに大成功を収めました。その際に彼らが取った努力とは何だったのか、ちょっと見てみましょう。
参考:White Fox Boutique Official Site
ホワイト・フォックス・ブティックがeBayのセラーから大成功を収めたマストブランドになるまで
ティーンエイジャーの女の子たちの群れの中で、最近必ず見かけるのがホワイト・フォックスのパーカーだ。様々な色があり、背中にはブランド名が刺繍されている。
実はこのブランドはそれほど新しいものではない。実はこのブランドは2013年、オーストラリア人のダニエル・コントスとジョージア・ムーアのカップルが起業した際に誕生した。
当初はeBayで衣料品を販売していたが、有名人が売上に与える影響に最初に気づいたのはジョージアだった。
彼女が出品したドレスが売れなかったとき、キム・カーダシアンが同じものを着ている写真をシェアしたところ、なんと売れたのだ。
セレブリティのスタイルの影響力に触発された彼女は、次の段階に進むことを決意し、シドニーの実家でホワイト・フォックスを立ち上げた。
インフルエンサーやソーシャルメディアが彼らのビジネスの中心となり、TikTokやインスタグラムで自分たちのスナップをシェアする有名人たちや、パンデミック以降のルームウェアへの関心の高まりが、売上高を急増させた。
カーダシアン姉妹、ソフィア・リッチー、ヘイリー・ボールドウィン、エミリー・ラタコウスキー、スペンサー・バルボサ、ジェシー・ウィンターなどが、水着だけでなくあらゆるシーンに対応するウェアを販売するこのブランドを身に着けている。
昨年、英国で発売された特大サイズのパーカーは、何千人もの10代の女の子のクリスマス・リストに載った。
確かに安くはなく、パーカー1枚で約50ポンドもするが、セレブたちの普段着に比べれば、ファッション・ブームの資金をパパやママの貯金に頼っている若者たちにとっては、手の届くブランドなのだ。
母親たちが、娘たちの大切な持ち物の「冷たい水で手洗いのみ」のラベルにストレスを感じるのも無理はない。
ホワイト・フォックス・ブティックの歩みは現代のサクセス・ストーリーであり、KSIやローガン・ポールのプライム・ドリンクと同じように、ソーシャル・メディアの宣伝と有名人の顔が、これほど大きな需要を生み出しているのだ。KSIやローガン・ポールのプライム・ドリンクがそうであったように、ソーシャルメディアでの宣伝と有名人の顔が、これほどの需要を生み出しているのだ。
親にとっては苦い薬かもしれないが、10代の若者がTikTokやインスタ、あるいは次に来るプラットフォームを持っている限り、ホワイト・フォックスだけが大成功を収めるブランドではないだろう。
参照:How White Fox Boutique went from eBay seller to wildly successful must-have brand
おわりに
やはり、SNSのパワーが侮れないことがわかります。
そして、自分たちの売っているものが間違いないということを見せつける意味で、有名人が利用しているのをシェアしたりして証明してみせたようです。これは、もう執念のなせる技と言っていいでしょう。しかし、その努力が大ブランドの仲間入りのきっかけになっています。ECは始めればすぐに儲かるわけはないのです。コツコツとオフラインで行うことと同じことをしないと成功はしません。