こんにちは。ジェイグラブの横川です。
いまから13年前の2010年には、目的のサイトに到達するための手段として、検索エンジン経由とSNS経由が五分五分になりました。つまり、SEOにばかり力を入れても、半分の人は検索エンジン経由ではないわけですから、ちゃんとSNSもやっていないと機会損失が増えます。
10年前から東南アジアの人たちの8割はSNSで商品リサーチをしていることもわかっていました。そしてついにヨーロッパでも、消費者の98%がSNSで商品を探しをしていることがわかりました。
消費者の98%がソーシャルメディアで商品を探す
過去12ヶ月の間に、ヨーロッパの消費者の98%がオンラインショッピングの方法を変えた。大多数(98%)がソーシャルメディアで商品を探している。同時に、多くの消費者が自国の景気にネガティブな印象を抱いている。しかし、47%は景気の改善を期待している。
これらのデータは、決済サービス・プロバイダーのモリーが発表した最新の欧州Eコマース・レポートによるものである。7月から8月にかけて、ベルギー、フランス、ドイツ、オランダ、イギリスの消費者5000人を対象に調査が行われた。調査対象者のうち、過去1年間に買い物行動を変えなかったと答えた消費者はわずか41人だった。
経済への前向きな期待
報告書によると、消費者の半数以上(51%)が自国の経済状況にネガティブな印象を抱いている。さらに、17%が非常にネガティブに感じている。しかし、調査対象者の47%は、今後6ヵ月から1年以内に自国の景気が改善すると考えている。
この楽観主義は、消費者の計画にも表れている。今後1年間に、47%の消費者がもっと消費すると考えている。さらに10%が、もっとたくさん使うと答えている。消費者のごく一部(20%)は、支出が減ると考えている。
消費者の2%がソーシャルメディアを利用していない
消費者は商品の探し方も変えている。ヨーロッパのオンラインショッピング利用者のうち、商品リサーチにソーシャルメディアを利用しない人はわずか2%しかいない。ほとんどの買い物客はYouTube(47%)の利用を好み、次いでFacebook(43%)、Instagram(40%)となっている。
参考:98% of shoppers use social media to find products
おわりに
この記事をお読みいただければ、SNSがいかに無視できないツールであるかがおわかりかと思います。
この強烈なデータを前にしてもなお、SNSをやらないのであれば、もう越境ECはやらないほうがいいかもしれません。