こんにちは。ジェイグラブの横川です。
初めてECを始める人は、訪問者数を増やすSEOや集客のためのプロモーションに熱意を傾けますが、アフターケアも考えねばなりません。それがメールマーケティングです。これは非常に有効です。しかし、やり方を誤ると一気に潮が引いてしまうのもメールマーケティングです。避けるべき7つの理由を紹介いたします。
メールマーケティングで失敗する7つの理由
メールマーケティングのパフォーマンスが低下する場合は、しばしば事業全体の悪化を示す指標となる場合があります。クリック数、コンバージョン数、収益の減少は、通常、より大きな問題が隠れているのです。
この記事では、メールのパフォーマンスが低下する7つの原因とその解決策をご紹介します。
メールが受信トレイに届かない
すべてのメールマーケティングプラットフォームは、配信率(受信者が受け取ったメールの割合)を報告しています。通常、これは98%以上です。
しかし、メールプロバイダーは、受信トレイに到達したかどうかは報告していません。残念ながら、この割合を検出するツールはありません。
受信を促すには、次のような方法があります。
- 全角文字や感嘆符の多用など、スパムのトリガーを回避する(越境ECの話をしています)。
- ドメインとIPアドレスの評価を高く保つ。
- ブラックリストに載らないようにする。
- 購読者のエンゲージメントを維持する。
Gmailに最適化されていない
リトマス社によると、2022年4月、Gmailはアップルに次いで世界で2番目に人気のあるメールクライアントで、市場の約30%を占めています。2013年、Gmailは受信トレイにタブを追加し、ほとんどのマーケティングメールがプロモーションタブに振り分けられるようにしました。
Gmailは最近、マーケティング担当者が「プロモーション」タブで目立つようにするためのいくつかの新機能をリリースしました。
不適切なオファー
キャンペーンは厄介なものです。どのオファーが一番効果的かを判断するために、常にメールでのテストを行う必要があります。商品やサービスによって効果は大きく異なります。
商品販売の場合は、プレゼントやカートの中身を確認できるものが効果的です。
送料無料は、ほとんどの小売業者が何らかの形で提供しているため、魅力が薄れています。
値引きは、金額値引きのほうが割合値引きよりも若干パフォーマンスが良い傾向にあります。
オファーと受取人の組み合わせにも注意してください。例えば、高級ジュエリーの購入者に少額の割引をアピールしても意味は無いでしょうから。
古いデータ
メールデータはすぐに陳腐化します。リターン・パス社によると、12ヶ月後にメールリストに残っている購読者は平均で56%しかいないそうです。その中で、少なくとも1通のメールを開封し、読んでいる「アクティブ」な購読者は約47%です。
この統計は一見恐ろしいですが、アクティブなリストを維持するにはいくつかの方法があります。
- エンゲージメントのない購読者を排除する。
- 30日以上メールが届いていない購読者に対しては、メール認証を行う。
- 新規のメール購読を促進する。
- オプトアウトを防ぐために、新規登録者へのメール送信頻度を低くする。
多すぎるメール
どんなにロイヤリティの高い顧客でも、あまりに多くのメールを送ると、いずれは購読を停止してしまいます。メールマーケティングにおいて、配信頻度は非常に重要であり、テストとモニタリングが必要です。数通の配信停止はたいしたことないと思われるかもしれませんが、多すぎるとパフォーマンスに影響が出ます。
購読者はそれぞれ許容範囲を持っています。しかし、1人の送信者から1日に何通もメールを受け取りたい人はいないでしょう。
配信停止率が高くなると、評価スコアが下がり、迷惑メールやスパムフォルダに入るメールが増えてしまうことを忘れないでください。
経験的にEコマースの小売業者は週に2~3通のメールが最適です。繰り返しになりますが、テストは非常に重要です。
ミスマッチなコンテンツ
関連性のないコンテンツは、配信停止を引き起こします。つまり、顧客が何を検索し、何を購入したかを理解することです。おすすめ商品やお知らせなどのメールコンテンツを、それらの興味にマッチさせましょう。パーソナライゼーションは、コンテンツの関連性を保つのに役立ちます。
件名、送信者名、プリヘッダーが悪い
特にモバイルでは、「Subject」行、「From」行、「Preheader」の組み合わせを常にプレビューしてください。件名は短く、プリヘッダー(メールの受信ボックスを開いた時に見える、一覧の件名の下にあるメッセージ本文の最初の文章の一部)はその延長線上に置く。単語を繰り返さない
無料の件名行プレビューツールもあります。
参考:7 Reasons Why Marketing Emails Fail
おわりに
このマーケティングはヒット率が小さいので、数値が小さくても凹まないでください。