こんにちは。 ジェイグラブの横川です。
中国が一番発達していますが、TiktokやInstagramなどの短い動画が売上に大きく左右していることは知られております。もはや、現代人は10分動画もおとなしく辛抱強く見ることができなくなっています。
そして、動画の消費は殆どがスマホですので、撮影する場合も、一般的なビデオカメラより、スマホで撮ったほうがいいです。それは、TVモニターは横長に発展しましたが、スマホ時代になったら、動画は縦長に発展したからです。
そこで、売上にもSEOにも効果的な動画について、今からしっかり気にしたほうが良いヒントをまとめた記事を紹介します。
eコマース動画SEOの7つのヒント
動画SEOとは、検索エンジンのキーワード検索で上位に表示されるように動画を最適化します。Eコマースビジネスの場合、動画SEOはブランドの認知度向上に役立ち、カスタマージャーニーのさまざまな段階で潜在的な購買者にアプローチすることが可能になります。
調査によると、動画の検索結果は CTR (検索結果で表示され、そこから実際にクリックされた率)が 41% 高く、オーガニック検索結果でランク付けされる可能性が 50% 高いことが分かっています。動画SEO対策は通常のSEOと同じではなく、ここ数年で大きく変化しています。
ユニバーサル検索で動画を使って競争力のあるキーワードで上位表示を獲得することができます。ここでは、eコマースの動画SEO対策についてご紹介します。
1.動画のサムネイルを最適化する
検索結果における動画のサムネイルは、検索トラフィックを50%増加させるのに役立ちます。サムネイルは、検索者が検索結果で最初に目にするものです。ここでは、視聴者に動画をクリックするよう説得する、目を引く優れたサムネイルにする必要があります。YouTubeなどで目を引くサムネイルとは何かを考えるとわかりやすいです。
2.ユーザーの意図に沿ったタイトルを書く
タイトルは注目を集め、動画が提供する価値を反映させる必要があります。タイトルは関連性があり、動画を説明するものである必要があります。
上位表示を目指すキーワードをタイトルに使う。検索ボットは、正しい検索クエリでランク付けし、より関連性の高い視聴者に到達するために、御社の動画のタイトルを探します。
Briggsbyによるリバースエンジニアリングの調査によると、YouTubeのランキング要因では、上位の動画の90%がタイトルにターゲットキーワードを含んでいることが判明しました。したがって、動画のタイトルには常に主要なキーワードを使用し、残りの部分はより多くのクリックを集めることに焦点を当てましょう。また、クリックベイト(クリック数稼ぎのために中身とはほとんど関係ないワードを用いること)のタイトルは使用しないでください。
例えば、「video745_version 5.4」のようなタイトルは、ユーザーに動画の内容が伝わらないため、良くない動画タイトルと言えます。逆に、”5 Ways to Rank Videos in Google “のようなタイトルは、瞬時にユーザーの注意を引き、主要キーワードも含んでいます。
3.動画の説明文を最適化する
動画の説明文に適切なキーワードを使用することで、検索順位に影響を与えることができます。プライマリーキーワードとは別に、セカンダリーキーワードを説明文に使用すると効果的です。YouTubeのトップ20の結果の75%は、動画の説明文に幅広くマッチする様々なワードを使用しています。効果的なのは、200単語で説明を作成することです。350単語を超えると効果が落ちます。
長い説明(といっても200単語前後ですが)を持つYouTubeのビデオは、Googleが御社のビデオコンテンツをより深く理解するのに役立ちます。さらに、説明文にロングテールキーワードを使用すると、より関連性の高い検索クエリで御社のビデオがランク付けされるのに役立ちます。
4.ブログ記事に動画を埋め込む
72%のユーザーは、テキストを読むよりビデオを見たいと考えています。したがって、埋め込みはYouTubeのランキングシグナルであり、御社のビデオへのバックリンクを作成するようなものなので、御社のブログコンテンツに最もパフォーマンスの高いビデオを埋め込む必要があります。
動画を埋め込む、ページにはそのページのコンテンツと関連がある動画を1つ埋め込むようにしましょう。ブログ記事でも埋め込む場合は、1記事に動画は1つ。また、検索エンジンを混乱させる可能性があるので、複数のページに同じビデオを埋め込むことは避けてください。
5.モバイル最適化を忘れずに
動画の再生回数の98%はモバイル端末からのものです。したがって、動画がモバイルでの視聴に最適化されていない場合、多くの見込み客を失うことになりかねません。
YouTubeにビデオをアップロードしている場合は、関連注釈(アノテーション)の代わりにインタラクティブ動画(動画内クリックで別のコンテンツに飛ばす、など)を使用してください。YouTubeのアノテーションは、視聴者とのエンゲージメントを高め、視聴者を増やすために不可欠なツールですが、アノテーションはモバイル動画では機能しません。
YouTubeは、増加するモバイル視聴者に対応するために、インタラクティブ動画をリリースしました。この仕組みは、アノテーションに似ており、モバイルとデスクトップの両方のインターフェイスに最適化することができます。
6.YouTubeショートを使い、広告を活用する
YouTubeショートは、サッと録画してアップロードできる60秒の動画です。複数のクリエイティブツールで動画を編集したり、マルチセグカメラで短いクリップをつなぎ合わせたり、YouTubeのライブラリから音楽を追加したりすることができます。
また、動画のスピードを上げたり、遅くしたりすることも可能です。TikTokに似た新機能です。GoogleがライバルのTikTokやInstagramに対抗するためにショートを推進しているため、・ショートでは、始めたばかりの小規模なアカウントでもすぐにフォロワーを増やすチャンスがあります。
YouTubeの広告を利用して動画の再生回数を増やすこともできます。この最初のブーストは、動画のSEOキャンペーンに大きな効果をもたらし、より多くの認知度を得るのに役立つことがあります。
7.動画を広く宣伝する
動画SEO対策は、積極的なプロモーション戦略なしには不完全なものです。人々が自分自身で御社の動画を見つけることを期待してはいけません。より多くのビューを得るために、コンテンツを配信し、他のプラットフォームで宣伝する必要があります。
93%のマーケティング担当者は、ソーシャルメディアプラットフォームで動画を宣伝することで、新しい顧客を獲得したと言っています。どのプラットフォームを選んでも、他のプラットフォームで動画をクロスプロモーションすることは、優れた実践方法です。
トラフィックの多いサイトへの埋め込みを促進するプロモーション戦略に投資しましょう。御社の他のソーシャルメディアのアカウントに御社のビデオを投稿し、ビデオのティーザー(本来伝えるべき内容を意図的に明らかにしない見せ方)を作成し、御社の最新のビデオを通知するメールを送信したりします。また、御社のビデオを促進するためにインフルエンサーを雇うことで、より多くの視聴者に到達することができます。
Facebookが動画優先のプラットフォームとして生まれ変わり、Instagramのインフルエンサーマーケティングが2020年に大きく発展し、TikTokがセキュリティ上の懸念にもかかわらずユーザーベースを飛躍的に増やしていることから、マーケティングにおける動画検索エンジン最適化は今後も続くと考えられます。
さいごに
人間は日頃から、外界から得る情報のほとんどを視覚に頼っています。また、食物連鎖上もトップに君臨し、捕食者の立場にありますから、動くものには本能的に目が動き、高い集中力も発揮します。これは目が見え始めた赤ん坊ですら備えている本能です。
したがって、静止画より動画が作れるチャンスがあれば、動画のほうが効果的なのです。売上とサイトのSEOを考えた上でも、動画SEOはしっかり考えるべきでしょう。
明日は、そんな動画の強い味方について記事にします!