こんにちは。ジェイグラブの横川です。
日頃のセミナーでも強調していることなのですが、基本的に越境ECを始める最初の心構えとして、
売りたい商品の認知度はほぼ無い、
それどころか自分自身が信用に足る人間とは見られていない
という自覚をすることが越境ECの第一歩です。ニッポンすごい系の情報番組やバイラルメディアに毒されていると、なんとなく日本からの出品だというだけで、またたく間に売れていってしまうはず!という、ほぼ実現しない夢に囚われてしまいます。
越境ECでの第一歩、それは「ブランディング」です。どんなに日本では有名な老舗でも、海外では無名です。ということは、創業者が苦労して認知度を上げていった道筋をたどるしか無いのです。
とはいえ、インターネットの時代です。ネットのなかった時代の創業者たちより断然有利です。時間も短くて済むはずです。この「売上がなかなかついていかない時期」を我慢できるかどうかがある意味越境ECで成功できるか出来ないかの分水嶺となるでしょう。
というわけで大切なブランディングですが、これを私は随分前から自社サイトとECモールを組み合わせよと言い続けています(下記、「関連記事」参照)。欧米ならAmazonよりeBay(イーベイ)で。
と、私が言い続けていても(私も私自身のブランディングが足りず)言葉に信用がないはずですので(笑)、まったく同じことをアメリカの経済誌forbes(フォーブス)が記事にしていましたから、鬼の首を取ったかのようにこれを紹介致します。あのフォーブスも私の言っていることと同じことを書いているのですから、これなら信用できるでしょう(笑)
以下、多少日本向けにアレンジしています。
eBayを活用してブランドを構築するための4つのヒント
直接販売を目的としたブランドであっても、売上が好調なEコマースビジネスであっても、今日の競争環境下では、企業は収益を上げ、新規顧客を獲得するために、新しいチャネルに目を向けることが求められています。
現在のコロナ禍で、小売店の実店舗での流通が効果的に機能しなくなっている中、オンラインでのマルチチャネル戦略の必要性はかつてないほど重要なものとなっています。
いくつかの企業が新規進出先として計画しているチャネルの1つに、eBay(イーベイ)があります。Amazonほど人気があるわけではないですが、大規模な国際的な顧客基盤や、リターゲティングやアップセルの機会のための顧客情報へのアクセスなど、eBayで販売することには様々な利点があります。しかし、eBayでの機会を最大化するために考慮すべきこともいくつかあります。
1. 従来の製品構成と競合しないエントリーレベルの製品を販売する。
eBayに出品することは、多くの新規顧客にブランドを紹介する機会になります。自分のウェブサイトよりもeBayでより良いパフォーマンスを発揮しそうなSKUを特定することから始めましょう。eBayの顧客は価格に敏感な傾向があるので、製品ラインナップからより手頃な価格の製品を含めることが多くのユーザーにブランドを紹介するための良い戦略と言えるでしょう。
アイテムを出荷するときは、より広範な製品選択ができるように、自社サイトに客を誘導するためのプロモーションも行います。これは、顧客との関係を進展させるためにあなたが完全に顧客をコントロールすることができるのです。
2. より良いブランディングのためにeBayストアを作成する。
eBayストアを作成することで、製品を1つのID下に展示することが出来、個別化、差別化のポイント作ることができます。Shopify(ショピファイ/ショッピファイ)とのシームレスな統合もできます(商品情報、顧客情報、在庫情報の同期)。
eBayストアはまた、メールマーケティング戦略を通じて顧客との緊密な関係を発展させる機会を作ることができます。eBayストアのオーナーとして、メールをカスタマイズして自動化させることもできます。例えば、すべての購入後にメールを送信したり、新しいセールがあったときにアラートを送信し、将来のアップデートを知らせることもできます。
3. アドバンテージ確保のためにフィードバックを利用する。
eBayのフィードバックは、買い手がが売り手を評価するシステムのことで、このシステムはコミュニケーション、発送期間など売り手の測定基準のようなものになっています。
これは、潜在的な顧客があなたを信頼に足ると判断するための材料となるだけでなく、あなたのブランドストーリーを構築するのに役立ちますので、できるだけ100%のフィードバック評価に近い状態を維持することが重要です。もし25,000フィードバックあるとすれば、それだけの人々の生活に影響を与えたことを裏付けるデータと言えるわけで、それは非常に強力な説得力を持ちます。
4. 万が一の課題にも備える。
追加の販売チャネルとしてeBayを活用することは有利になりますが、課題がないわけではありません。eBayは買い手に優しい市場で、売り手は不利な立場に置かれる可能性があります。
そして、あなたが負のフィードバックを受けるかもしれないことも考慮に入れることが重要ですが、否定的なレビューを是正するための措置を講じることも重要です。
また、eBayは通常、大規模な割引でお得な情報を見つけるための場所として知られているのですが、買い手の一部は出品製品の価値を誤解する可能性もあります。そこでeBay上でどのように認識されているかを確認するために、eBay上の類似製品のチェックも怠らずにしましょう。
マルチチャネル戦略にeBayを追加する
パンデミックの影響で、多くの企業が事業の多角化を余儀なくされており、小売業者向けにマルチチャネルのオンライン戦略を構築することは、今日の激動する市場環境に対応するための重要な方法の1つです。ブランド認知度の向上、収益の増加、顧客ロイヤルティの向上を目指すのであれば、eBayを検討してみてはいかがでしょうか。
参考: Four Tips For Leveraging EBay To Build Your Brand (Forbes)
以上です。