ジェイグラブの横川です。
昨年の10月15日にこのブログでもお知らせしていますが、日本郵便の国際送料が4月1日から値上げされます。
【速報】国際郵便料金来年4月から値上げ!
当時はプレスリリースの短い文章をほぼコピペしただけでしたが、値上げ開始の1ヶ月前になりましたので、もう少し詳しくお知らせします。
なぜ値上げになるのかと言うと、郵便は万国郵便条約という国際条約を根拠に運営されており、これによって発展途上国を考慮し、安価に設定されていました。しかし、2019年の万国郵便臨時大会議において、各国の国際郵便物の配達手数料を定める条約が改正され、大きく上昇する運びになったということです。そのため、日本郵便が配達国に支払う配達手数料の増加分が最終価格に反映される形となりました。
なお、今回値上げ対象になるのは、
- 小形包装物(航空、SALおよび船便)
- 小形包装物の特別料金(国際eパケット郵便物、国際eパケットライト郵便物、航空優先大量郵便物および航空非優先大量郵便物)
です。改定料金表はこちらでご確認ください。
国際郵便の一部料金改定のお知らせ
EMSは現行通り、値上げはありません。
改定料金表を見ますと、100グラム635円で送れていたヨーロッパが、790円に値上げなど、25%増し。最大では4割近く値上げされてしまうものもあります。
また、もう一つ大きな変更があります。
それは、アメリカが新地域として設定されたということです。
これまでは、第一地域はアジア、第二地域は欧米、中東、オセアニア等、第三地域は南米、アフリカと分かれていました。
しかし、今回、アメリカの値上げ率だけが異常に高くなってしまっているので、アメリカだけを第四地域として独立させた価格表設定に変更されています。100グラムで1150円とは従来の倍近い値上げです。
現在、越境ECを始めている方で、日本郵便の送料をメインで設定している方は、来月の値上げに備えて、いまから準備しておく必要があります。
と、同時に、送料値上げ前駆け込みオーダーを促すようなキャンペーンを打ってもいいような気がします(自分ならやるな)。アメリカにはいまは日本郵便では送れないけど。