こんにちは。ジェイグラブの横川です。
eBay(イーベイ)では、毎年セラーカンファレンスを開催しています。今回は「eBay Open」という名で行われ、参加者に向けて、プラットフォームの近代化を進めていることを発表しました。また、さらなる収益化を目指して、セラーがeBayの検索結果の上位にアクセスできるCPC(Cost Per Click)広告プログラムの開始も発表しました。
また、8月4日から3日間にわたって開催されたイベントでは、他のマーケットプレイスに追いつくために、eBay Storeに動画などの機能を追加することも発表。また、より多くの買い物客を呼び込むために、イーベイは、ソーシャル・ネットワーキング・プラットフォームからイーベイにトラフィックを送ったストア・セラーに対して、料金の割引を導入するということも発表。お盆休み明けからロケットスタートが切れるよう、このカンファレンスの内容をまとまっていたものを紹介します。
検索結果の最上位にCPC広告を導入
eBayのグローバル広告部門のアレックス・カジムは、販売者がキーワードに入札するクリック単価モデルであるPromoted Listings Advancedを紹介しました。カジム氏によると、eBay Promoted ListingsのAdvancedバージョンは、今のところ米国と英国でのみ提供されており、eBayの検索結果ページのトップに優先的にアクセスできるようになります。
eBayストアがパワーアップ
eBayのストア担当のトーマス・ピンクニ―は、eBayは新しいツールを使ってストアを再構築しており、ストアのオーナーがブランドを構築し、顧客を開拓できるように支援していくと述べました。ピンクニーによると、eBayは「豊富なマーチャンダイジング機能を備えた最新のストアフロント」を構築しており、出品者のストアを出品物の閲覧ページで目立つようにする予定です。eBayストアの変更点は以下の通りです。
・ストアの「情報」タブに動画を追加。
・ストア検索の改善。
・ストアのニュースレターをより充実させる。
・ソーシャルサイトでの共有の改善。
デッドビートと返品の悪用からの売り手の保護
eBayのCEOのジェイミー・イアンノーネによると、eBayはデッドビート(支払いを踏み倒そうとする人)からセラーを保護する新しい方法を導入し、バイヤーが返品プロセスを悪用した場合の保護を拡大するとのことです。
アイテム閲覧ページの変更、新しいツールと機能
eBayのCPOのピート・トンプソンは、eBayはアイテム閲覧ページの再構築をしていると述べ、新しいツールや機能、そして新しいショッピング体験に取り組んでいると語りました。
最後に
eBay北米担当ゼネラル・マネージャー、ジョーダン・スウィートナムがクロージング・スピーチを行いました。