ジェイグラブの横川です。
eBayは春と秋に大規模なルール変更の発表をしますが、今回は英国のルール変更についてお知らせいたします。海外でも評判の高い包丁などを取り扱っている事業者様も多いと思いますので、下記をご確認ください。
eBay、英国でナイフ販売ポリシーを強化
eBayUKは、ナイフ販売に関するポリシーを変更しました。この変更は、販売者に電子メール通知で通知されたようです。eBayでは、多くの種類のナイフや刃物類が引き続き禁止されていますが、eBayは購入者の年齢確認をチェックアウト時に行うことで、「潜在的に危険な商品」を販売できるようポリシーを拡大しました。
eBayUKが送信したメール通知には、以下のようなものです:
eBay.co.ukで刃物類を販売するための安全要件の拡大
「こんにちは(ユーザー名は非表示)、
eBay.co.ukでの刃物類販売に関する新しい要件についてお知らせします。潜在的に危険な商品の対象を拡大し、これらの商品を安全に販売・配送できるようにするため、購入者の年齢確認が拡大されます。
もしeBay.co.ukで刃物類を販売する場合は、以下の要件を満たす必要があります:
- 年齢確認配送オプションを追加すること:受け取り時に年齢確認を必要とする配送サービスを選択してください。
- 刃物類を適切に梱包し、パッケージに刃物類が含まれていることを明記すること。
- 配送先は買い手本人に限定し、宅配ボックスや受け取りポイントは不可とすること。
なお、多くの種類のナイフや刃物類の販売はすでにeBayで禁止されています。ただし、英国で合法的に販売可能な刃物類は18歳以上の顧客にのみ販売できます。購入時には年齢証明が必要です。販売リストに年齢確認済みの配送オプションを追加する方法については、弊社(eBayUK)のセラーセンターページをご覧ください。」
背景
今年5月に、ナイフ犯罪の増加により公共の不安が高まり、英国での取締りが強化されたとAP通信が報じました。また、2週間前にBBCが報じた記事では、禁止されている「ゾンビナイフ」などがイングランドとウェールズでの禁止にもかかわらず、オンラインで入手可能であると指摘しています。
参照:eBay Sharpens Knife Policy in UK
おわりに
英国は、今回以前から刃物に対する規制は厳しく、刃渡り49センチ以上はNGだったりしますので、日本刀は脇差しでもNGになる場合があります。
なお、日本から、海外へ配送するのに、年齢確認オプションが付けられるのかですが、各社とも用意されているようです。
FedEx(フェデックス): 「成人による署名」オプションを提供しており、配達時に受取人が法定年齢に達していることを確認します。 受取人は有効な身分証明書を提示する必要があります。 法定年齢は配送先の国や地域によって異なります。
DHL(ディーエイチエル): DHLは「アダルトシグネチャーサービス」を提供しており、特定の年齢以上の受取人による署名を必要とするオプションです。 詳細や利用可能な国については、DHLの公式ウェブサイトやカスタマーサービスで確認することをおすすめします。
UPS(ユーピーエス): UPSは「アダルトシグネチャーリクワイアード」サービスを提供しており、成人の受取人による署名を必要とします。 このサービスの詳細や適用条件については、UPSの公式ウェブサイトやカスタマーサービスで確認してください。
これらのオプションは、国や地域によって提供状況が異なる場合があります。 また、追加料金が発生することもありますので、各社の公式ウェブサイトやカスタマーサービスで最新の情報を確認することをおすすめします。