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年末商戦考えてますか?こうすれば失敗できます!

こんにちは。ジェイグラブの横川です。

まだ梅雨も開けていないのに真夏になってしまったかのようですが、コートの季節を想像しないとなりません。うまくやっている企業は今頃から年末商戦の仕込みを始めています。

そして、日本で年末商戦というと、クリスマスから年末・年初セールを思い浮かべますが、オンラインでは11月下旬から始まるブラックフライデー、サーバーマンデー、クリスマスです。海外では大晦日と元日はカウントダウンで盛り上がるだけで翌日からすぐ仕事が始まります。

そのため、オンラインでの購入は11月から盛んになり始め、約半数の消費者がプレゼントなどの買い物は11月のうちに済ませると回答しています。

そのため、11月に入ってから準備しても、買い忘れ需要しか拾い上げられないので、準備に失敗すると、成功しないのです。そこで、このようにしたらホリデーシーズン失敗できるぞという5つの方法を紹介します。


ホリデーシーズンに避けるべき5つのこと

筆者(オリジナル記事の筆者)は長年にわたり小規模ビジネスのオーナーと共に働いてきました。その中で、特にホリデーシーズンには良い面、悪い面、そして厳しい現実を目の当たりにしてきました。

筆者はオンラインのセラーが年末商戦で成功するのを見てきましたが、取引に影響を与え、注文を中断させる重大なエラーも目撃してきました。ホリデーシーズンが近づく中、避けるべき5つの間違いをご紹介します:

広告とマーケティングを同一視すること。
小規模ビジネスのオーナーは、競争力を維持するためにホリデーシーズンに向けて広告費用とマーケティング戦略を調整する必要があります。普段はクリック課金型広告を利用していない場合でも、ホリデーシーズンには実施を検討しましょう。普段から行っている場合は、競争に勝つために十分な費用を確保しましょう。競合他社も同様に多くの費用をかけています。 マーケティング面では、可能な限りメールとソーシャルメディア戦略を事前にスケジュールしておきましょう。特にブラックフライデーやサイバーマンデー前後は、消費者に大量のマーケティングメールが送られるため、普段よりも多くのメールを送ることになるでしょう。

多すぎるチェックアウトプロセス。
ホリデーシーズン中は、チェックアウト時に買い物客が同意したり、記入したり、読んだりする必要がある項目を減らすことが重要です。賢く再優先順位を設定しましょう。登録機能を無効にしたり、ポイントプログラム、広告、他のサイトのバナーなど、ホリデーセールに直接関係のないものを削除したりすることを検討しましょう。

11月のウェブサイトの更新。
11月中旬以降に店舗に大幅な更新や変更を加えないようにしましょう。これには、コーディングの更新、新機能、ドメインネームシステムの変更など、サイトの速度に影響を与える可能性のあるものが含まれます。ブラックフライデーに先立って、すべての変更が適切に配置され、テストされていることを確認してください。

キュレーションの欠如。
忙しい消費者にはガイドが必要です。顧客にサイトで何を買うべきかを指示することが重要です。ギフトガイドやスタッフのお勧めをキュレーションして、顧客が必要なものを見つけられるようにしましょう。また、共通の質問に対応するホリデー専用のQ&Aページを作成して、顧客が質問しなくても済むようにすることもできます。

不明確な配送日と返品ポリシー。
消費者はギフトが想定日時に商品が届かないと感じると、買い物をやめる可能性があります。ホリデーシーズンの配送締め切り日を設定し、それをサイトやマーケティングメールで強調しましょう。 また、明確な返品ポリシーを持ち、ホリデーシーズン中は通常よりも長い返品や交換の期間を設けることが重要です。これにより、顧客は購入に対してより安心感を持ち、チームも顧客のニーズに応えるための時間が増えます。

これらの重大なエラーを避けることで、楽しく利益のあるホリデーシーズンを過ごせるでしょう。成功を祈っています!

参考:5 Ecommerce Mistakes to Avoid During the Holiday Season


おわりに

日本人は、海外と比べてやる気に満ちた社員が少ない、ネガティブなことをすぐ言う(二言目には「でも」がでる。「何かあったらどうするんだ?」とすぐに臆病風に吹かれる)ということが、体感ではなく、しっかりデータで現れていますので、その感覚にマッチするように、「こうすれば成功するよ!」ではなく、「みんな大好き失敗の原因を教えるよ!」というニュアンスにしました。それをさらに面白おかしく「失敗方法を伝授します」という逆張り表現にしてみました。

日本企業は判断が遅いことは世界中の知日派から指摘されていることです。多くの企業は冬が実感できる様になってから慌てて対策をうち始めます。しかし、この記事の筆者も指摘するように、11月になってから対策し始めても遅すぎなのです。

Writer 横川 広幸

横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

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