ジェイグラブの横川です。
越境ECのコンサルタントをやっていて、よく聞かれるのが「クーポンはどうすればいいか?」です。
Magento(マジェント)やShopify(ショッピファイ)やeBay(イーベイ)などで、どうやればクーポンを発行できるのか?という話ではありません。それは操作方法の話です。
皆さんが悩むのは、作ったクーポンをどう利用させるのか?どう知らせるのか?でしょう。それについて簡単にご紹介します。
と、その前に、なぜクーポンなんですか?ポイントとかでもいいんじゃないですか?という疑問もあるかもしれません。
確かに、クーポンじゃなく、ポイントでもユーザーの囲い込みには有効です。
しかし、考えてみてください。大体ちまたのポイントって、「100円以上のお買い上げで1ポイント付与、利用の際は1ポイント=1円で計算します」とか、そういうの多くないですか?
日本円が通用する世界だけならこれで十分です。しかし、越境ECとなると相手の通貨のことも考えないといけません。そうなるとポイントの計算が非常に複雑になります。ましてや変動相場制の中では日々通貨の価値が変わっています。こうした中でしっかり機能するポイントシステムが欲しいと言うのであれば、IT業界の最先端にいる超優秀なエンジニアやプログラマーにウン千万円払って作ってもらってください。
そういうわけで、海外では洋の東西を問わず、圧倒的にクーポンが主流です。
そこで、クーポンを作ったら、どうユーザーに知らせるのか?ですが、思いつくのは、
- SNSで告知、拡散する
- メルマガでメルマガ会員に告知する
- 商品パッケージに次回使えるクーポンコードを同梱する
などがあります。
他に方法はないでしょうか?
実はあります。日本のECサイトではあまり見かけませんが、海外ではよく見かける手法です。
まず、この画像を御覧ください。
お気づきになりましたか?
画面の一番上です。
ここに常時クーポンコードを出しています。まず誰もが訪れるトップページの、更にヘッダーにクーポンコードを常時表示し、そこでコピーさせ、それから商品を選ばせ、チェックアウト時に最初にコピーしたクーポンコードをペーストさせてお得感を味わわせ、またリピートしてもらおうと考えています。
よく、日本企業も「クイズに答えて景品をもらおう」とかのはがきプレゼントキャンペーンで、誰でも答えられるクイズを出題し、しかもよく見れば答えがどこかに印刷されているというやつありますよね?アレのようなものです。
クーポンは選ばれた人しか使えないというパターンと、選ばれた人しか使えないように見せかけて誰でも使えるようにしてあるというパターンの2種類があります。
このようなやり方もあるので、検討してみてください。