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越境ECブログ

日本の法人がeBayを使って越境EC販売する方法

最近問い合わせが多いのが eBay(イーベイ)を利用して海外に販売したいが具体的にどのようなステップを踏んでいくべきか、自社スタッフでやるべきか、業者にお願いすべきかです。

グローバル市場への販売を目指す日本の法人企業(個人事業主でもOK)にとって、eBayは強力なプラットフォームです。世界中のバイヤーと直接つながりを持ち商品を販売するためのプラットフォームですが、個人的に『eBay = 越境ECグローバルモール』とクライアント様にお伝えしています。またeBayで多くの越境EC販売実績も出し続けているのも事実。さっそくその具体的なステップを紹介します。

過去にもeBayに関するブログはかなり多くありますので こちら もご参考にしてもらいながら、あらためて簡単に解説します。(ハッシュタグ #ebay をクリックしても確認できます)

ステップ1:eBay、Payoneerアカウントの作成

まず eBay.com からeBayアカウントを作成することから始まります。注意点として、eBayにアクセスして法人情報を入力するのですが、その手前にまず『Payoneer(ペイオニア)』の海外銀行口座のアカウントを開設しておく必要があります。この2つのIDをeBay上で連携することで、売上の入金をスムーズに行えるようになります。

ステップ2:出品準備

販売する商品が確定したら、詳細な商品情報と高品質な画像を複数枚用意します。商品説明は外国にいる買手にとって分かりやすく、魅力的に記載することが重要です。また、国際配送のオプションを設定して送料や配送日数を明示します。

ステップ3:販売制限の緩和

eBayのアカウントには販売制限が掛かっている状態です。5品250USD、または10品500USDまでしか”出品”できない状態です。これでは本格的な販売ができません。この販売枠の拡張や各種設定のサポートの対応を、自社で解決していくのか、パートナーと一緒に解決していくのかを見極めるタイミングになります。またここまで行きつかない方は、この先自力で進めるのは難しいと判断すべきでしょう。

ステップ4:出品・販売開始

準備が整ったら、商品を出品し販売を開始します。販売する商品や近しい商品がeBayで幾らで過去に販売されていたのかを確認して赤字のでない価格、送料、手数料を含め値決めします。売れたら購入者とのコミュニケーションを円滑に行い、迅速な発送と良好なフィードバックの取得を目指します。eBayの評価システムは販売実績に大きく影響するため、積極的に良い評価を得るようにします。

ステップ5:継続的な改善

販売データを分析して価格設定やeBay内部広告、マーケティング戦略を常に見直すことが重要です。出品しただけでは埋漏れてしまい簡単には売れません。様々なオフィシャルのマーケティングツールを活用したり、クーポン、モール内部・外部からのプロモーションを行なって販売促進を図るなど、eBay販売のノウハウの有無で大きく成果に影響がでてきます。特に季節やイベントに合わせたプロモーションを展開することで、大きな売上拡大が見込めます。

まとめ

eBayで成功するにはアカウントを取得して出品した後にどのような行動をとるかです。参考までに、eBayの老舗販売者の大半は、eBayコンサルタントをつけて売上拡大を行なっているとeBayからもアナウンスがあるくらい真剣に取り組んでいます。越境EC販売は、日本企業にとって大きなチャンスではありますが、しっかりと準備を行い、継続的に改善を重ねることのできない企業も多く失敗例も少なくありません。まずはどこまで進めることができるのか、自社(自力)でeBay販売をスタートしてみてください。成功への第一歩を踏み出しましょう!

Writer 山田彰彦

山田 彰彦 代表取締役 越境ECコンサルタント eBay JAPAN創業メンバー、ヤフー株式会社コマース事業などを経て越境EC専門 ジェイグラブ株式会社を創業。越境EC歴24年。イーベイ・ジャパン公認コンサルタント、ジェトロ新輸出大国コンソーシアムEC専門家、中小企業庁「新しい担い手」越境EC委員も務める。

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