こんにちわ!ジェイグラブの山田彰彦です。
eBay米国サイトにて2020年春期セラーアップデートが公開されています。売り手(セラー)に関して今回は重要な変更ポイントがありますのでご紹介いたします。
セラーアップデートの詳細を解説!
1. カテゴリ変更について
買い手が商品を見つけやすくするためにカテゴリー変更が行われます。eBayでは今後も引き続きカテゴリを変更するなど、より直感的な購入、販売、検索の体験向上を目指し、eBayを業界標準の分類コードなどと密接に連携させていくとのことです。
まず最初に2020年5月から下記のカテゴリにおいて追加、削除、名前の変更などが行われます。(eBayで主要な商品群のカテゴリから反映するという感じです)
- Business & Industrial
- Watches
- Home & Garden
- Sporting Goods
上記カテゴリの変更についてですが、セラーが変更しなくても自動的にeBay側で適切なカテゴリに変更するようですが、カテゴリーの変更に伴って料金体系が変わる場合がありますので注意してください。
支払いはこれまで標準だったPayPalはもちろん残っていますが、その他にApple Pay、Google Pay、PayPal割賦支払、VisaやMasterを含む各種クレジットカード、デビットカード、ギフトカードなどが追加されています。
この決済が利用できるのは全世界の方ではなく一部の方に限定されているようですが、いずれ多くのバイヤーが利用できるようになるでしょう。
2. Item specifics の重要性について
以前からeBayが重要視していたのが item specificsです。これは弊社のクライアント様にも度々アドバイスを行ってきた内容ですが、バイヤーが探しやすくするためにも最も重要な商品の詳細情報をeBayに提供することで、バイヤーが商品を見つけやすくなる、要は売れやすくなりますということを意味しています。
ブランド名、メーカー名、モデル、サイズ、色、スタイルなど、販売しているアイテムについて提供するデータが多ければ多いほど、検索結果にマッチしやすくなるということです(買い手として商品を探すということをしてみてください。すると、このItem Specificsがしっかりしている売り手の方を選びたくなる心理がわかりますよ)。
セラーハブの新機能を使用して不足している詳細情報を更新することができたり、タスクモジュールで不足しているアイテムの詳細を表示することも可能ですが詳しくは越境ECコンサルタントにご相談ください。
3. eBay内広告 (Offer to buyers)について
「Offer to buyers」の機能強化を行ったようです。セラーハブの「Offer to buyers」機能を使用すると、興味を示しているセラーがいて、購入や入札がまだ完了していないバイヤーに対してセラーから交渉することが可能です。
Counter Offers (カウンターオファー)オプションで最大5つのオファーとカウンターオファーに対応可能です。eBayによれば、約30%多く取引が増えると試算しています。
最低割引の引き下げですが、 現在バイヤーに提供できる最低割引は5%まで、200ドルを超える商品の最小割引は変動額で減らしています。高価なアイテムの割引割引は商品の価格に応じて変化するため大幅な割引も提供可能となりました。
4. 国際配送について
日本から発送を行う越境EC事業者様には影響がありません。しかし、米国に在庫を持つ事業者様には影響があります。
eBayの国際標準配送(eBay international standard delivery)は、バイヤーに荷物を送る際、eBayが用意した新しい国際配送サービスである場合にeBay発行の伝票を利用できるようになりました。
さらに世界中210以上の国と地域に出荷可能で、他の国際配送サービスよりeBayとの連携ができているので便利であり利用しやすくなったということです。
USPS、UPSを使う方が多かったと思いますが、今後は eBay international standard delivery を利用すると良いかと思います。
5. お客様対応について
eBay取引で問題(返品、返金、未受領等)が起こった際に、こうした対応を行う専用ページの場所がバラけており、かつ煩雑だったのですが、今後はトラブル対応管理が1箇所にまとめられることになりました。
今後は「セラーヘルプ」という場所が作られ、そこで行うことになるようです。前述のトラブルだけでなく、その他一般的な問題もすべて1か所で便利に管理できるセルフサービスリソースとなるとのことです。
販売者はデスクトップだけでなくモバイルからもアクセスでき、シンプルで直感的なインターフェイスで問題に遅滞なく対処可能とのことです。また、eBayポリシーを悪用する購入者を報告することもできます。
まとめ
実はeBayが公式に発表していないルール変更というのが、たくさん存在していることをご存知でない販売者が多くいらっしゃいます。
なぜ全ての情報をeBayが公開しないのか?それは全部のルールや情報を出すと、その裏をかく悪意のある販売者が出てくるからです。そのため、インパクトのある重要な情報だけを公開するわけです。
ではどうやって隠れたアップデート情報を確保するのか?これは実際にeBayで出品していないとわからないのです。ジェイグラブの越境ECコンサルタントは自らがeBayの販売者でもありますとお伝えしていますが、日々自らが体感して見えないルールやアルゴリズムを掴み取っております
特に最近、Amazon並に厳しくなってきたといえる新規アカウントの削除、サスペンド(一時利用停止)などの処分を受けることがありますので、最新のルールを把握しながらeBay販売を行なって売上を創っていきましょう!