こんにちわ! ジェイグラブの山田彰彦です。
中小企業基盤整備機構(中小機構)の国際化支援アドバイザーとして、9月24日に和歌山県内の中小の商工事業者や、農林水産事業者を対象に、日本政策金融公庫が主催した越境ECセミナーにて講演をさせていただいたのですが、越境ECや海外販路の方法に関する情報量が行き渡っていないことに驚かされました。
和歌山放送 和市で越境ECセミナー開催 事業者ら20人参加(写真付)〜
和歌山県から世界へ
越境ECセミナーの開催がほとんどないとのこと、テレビ和歌山や和歌山放送、和歌山新聞社など、地元メディアの取材も入りニュースで放映もされていましたが、越境ECセミナー参加者の熱意も同時にとても伝わってきました。国内EC通販事業は行なっているが、どうやって海外に販売したらよいのかなど具体的な相談も相次ぎました。
外国人が越境ECを利用する理由
和歌山放送のHPにも書いていただきましたが、「なぜ越境ECが盛り上がっているのか?」のキーポイントとして、『正規品、低価格、現地で購入できない商品を買いたい』というニーズが多数占めていることと、海外のECモールで日本の商品を購入するとニセモノが届くことが多く購入者がとても困っていることが意外と知られていないのです。
日本からの配送で安心
また商品が日本から発送されることで、とても安心されて信用され購入に繋がっています。特に海外の若者は、商品を手に取ってみなくても購入することに抵抗がないのです。ここが大きく日本の通販の消費行動と異なる部分です。
越境ECサイトは自販機ではない
同時に越境ECサイトやeBayやAmazonなどの海外ECモールに出店するまでは良いのですが、宣伝にあたっては、国によって、効果的なSNS(Facebookなどのソーシャルネットサービス)のツールを見極めて利用することとが重要であり、成功事例として日本の甲冑・刀剣の専門店、仏具販売、畳メーカーを紹介しました。出店・出品すれば自動販売機のように自動的に売れるわけではありません。
国内需要の限界
参加された事業者から、「国内の児童の減少で需要は半分になっています。越境ECで海外の方にも購入いただける準備をしなければならない。」と仰っていましたが、国内販売の限界まで待っていると、いざ越境ECで海外販路拡大する際に投資ができない状況になってしまいますので、早めに準備をしていく必要が特に地方はあるのではないかと今回の越境ECセミナーを通じて痛感しました。
越境ECセミナーは毎週、東京と大阪で開催しています。中小機構やジェトロ新輸出大国コンソーシアムの越境EC専門家としても地方開催したり個別相談をお受けすることもありますが、越境ECに関して詳しくお知りになりたい方、越境EC無料セミナーにご参加いただくか、お問い合わせやお電話にてご相談ください。越境ECコンサルタントが1社30分の初回無料コンサルティング&アドバイスをさせていただきます。