こんにちは。越境ECコンサルタントの横川です。
アメリカのベライゾン傘下のメディアの一つである、テックチャーチによると、おしゃれなショッピングモールで買うものだったカルティエ、ブルガリなどの高級ブランドが、自らのECサイトからでもなく、WeChatから購入されていると報じました。
ご存知の通り、WeChatは日本で言えばLINEのようなメッセージアプリなのですが、こうしたことから、WeChatにはサービスや物販に関する大きなポテンシャルがあると注目されています。(チャットや物販だけでなく、ロイヤルカスタマー向けの店頭予約などもできる)
もともと中国では消費者が店舗に対し、メールではなく、チャットで問合せたり、交渉したりする文化がありましたので、こうした取引が増えると、WeChat Payも利用される確率が高まるため、取引に関する手数料を取らなくても決済手数料だけで利益があげられます。(アリババやJDから見れば脅威になる)
市場としてはとてつもなく大きい中国ですが、その進化のスピードも日本とは比べ物にならないほど速い地域です。このニュースからは中国ECの大変化が起きる可能性を感じます。
ソース:Cartier, Bulgari and other luxury brands are flocking to WeChat by TechChurch