越境EC業界の年末商戦（ホリデー商戦）は、11月下旬から始まるブラックフライデー、サイバーマンデーからだと、ジェイグラブでは毎年（口を酸っぱくして）お伝えしてきました。夏のうちから準備をしておかないと乗り遅れるぞと。

ところで今年の年末商戦ですが、昨年と比較するとどうやら早まりそうです。

…と言うより、今日（10月8日！！）から始まっています！💦

WalmartがAmazonに対抗して10月のセールイベントを計画

Walmart（ウォルマート）は、10月のホリデーショッピングシーズンの幕開けを狙うブランドの仲間入りを果たします。

WalmartのHoliday Dealsイベントは、10月8日から13日まで6日間開催され、ディズニー、バービー、Apple、サムスンなどの有名ブランドが出店する他、参加者は、5ドル以下の家庭用品やファッション商品、季節の装飾品の幅広いセレクションを特別価格で見つけることができます。

さらに、Walmart Marketplace（EC）からはプレミアム・ビューティー製品、コレクターズアイテム、人気の高いStockXトレーナーなどの限定カテゴリーも取り揃えるなど、自社商品とWalmart Marketplaceの両方で、電化製品、家庭用品、ファッション、玩具などの割引セールを提供する予定です。

「私たちは、多くのお客様がホリデーシーズンのお祝いの準備を早くから始めていることを知っています。」Walmart USのエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼チーフ・マーチャンダイジング・オフィサーのLatriece Watkins氏は語ります。

 「私たちは、これまでで最も魅力的な品揃えを値下げするために努力してきました。そして、このホリデーシーズンにより多くのお客様に、準備の時間やシーズンを通してお得にお買い物いただける機会を提供できることを嬉しく思っています。」

クリスマス・キャンペーンは10月から！

Walmartによると、今年は消費者の50％近くが8月と9月1日の早い時期にホリデー・ショッピングを始めると分析しています。そのため、Targetなど大手GMSなどは、10月6日～12日にサークルウィークを開催し、Amazonは10月8日～9日にPrime Big Deals Datsを予定しています。

米国の小売売上高は、経済・政治情勢の不透明さにもかかわらず、今年のホリデーシーズンには1.2％から3.5％の小幅ながらも成長が見込まれると、米国の投資会社は分析しています。この先行きの不透明な環境下で、小売企業は在庫を整理しながら利幅を守る必要性とのバランスを取らなければならず、価格戦略と販促のタイミングがこのプロセスにおける鍵になると指摘しています。

Source：Walmart planea un evento de ventas en octubre para competir con Amazon（ecommercenews）

おわりに

ちなみに、記事内にも出ていたAmazonのPrime Big Deal Daysは、世界的なショッピングイベントとして、米国のほか、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、ルクセンブルク、オランダ、ポーランド、ポルトガル、シンガポール、スペイン、スウェーデン、英国、トルコでもセールが開催されています。

弊社横川の記事では、今年のホリデーシーズンの予測はいずれにせよ増加の予測が出ています。

現在、世界各国のEC利用率は振り幅の差こそあれ、どの国や地域も上昇の一途をたどっていますので、我々EC事業者は今後いかに先読みしてこれらのビッグセール（商戦）の波に常に乗り続けていられるか、顧客を離さずにいられるかが重要になってきます。まだ間に合いますので準備を急ぎましょう！