ジェイグラブの横川です。
eBayは年に一回、ユーザー参加型のイベントを開催しています。イベント名は「イーベイ・オープン」。今年は、昨年に引き続きヴァーチャルで行われるようですので、わざわざアメリカまで行かなくても済みそうです。開催日は9月25日と26日(米国太平洋時間)。前日の24日には前夜祭も計画されています。参加するにはこちらをクリックしてください。
そこで、フェイスブックの親会社、メタとの共同戦線結成の話がでています。
eBayがFacebook の親会社Metaと提携
多くの(主に米国の)イーベイ・セラーはフェイスブック・マーケットプレイスも補助的な販売場所として利用しているため、両社はある意味ライバル関係でもあるが、現在ではデジタル マーケティングを含むグローバル パートナーシップで協力している。実際、フェイスブックの親会社である、メタの幹部2名が、9月に開催されるeBay Openセラー・カンファレンスで講演する予定だ。
クライアント・パートナーのリリアン・ライス氏と業界マネージャーのエイダン・ロバーツ氏が、eBay Openセッションでフェイスブックの姉妹ソーシャルメディアであるInstagramの使用について講演します。
ライス氏はメタでEコマースを専門とし、イーベイのビジネスを世界規模でサポートしています。「リリアンは特に、イーベイのソーシャル戦略、ブランド構築、効率的なパフォーマンスの推進、メタのアプリでのストーリーの向上についてコンサルティングを行っています」と、彼女の講演者プロフィールには記されています。
ロバーツ氏はメタの広告ソリューションを販売しており、講演者プロフィールによると、彼のデジタルマーケティング経験はイーベイを主要なグローバルパートナーとして獲得する上で極めて重要だったと記されている。
これは、イーベイとメタが協力して、イーベイ・セラーのプロモーション リストをフェイスブックに掲載する可能性があることを示唆しているのであろうか?
イーベイは、最近eBay Promoted Offsiteと、ブランド名を変更したオフサイト広告オプションを販売者に提供していますが、少なくとも現時点では、フェイスブックが外部チャネルの 1 つであることについては特に言及していません。「出品商品は、グーグルなどの外部チャネルに広告として表示されることがあります。イーベイでは、Promoted Offsiteのエクスペリエンスを常に改善し、将来的には他の掲載場所にも拡大していく予定です」と、eBay Promoted Offsite広告の表示場所に関するFAQで述べている。
フェイスブック・マーケットプレイスやInstagramなどのメタのプロパティに広告が表示されることに価値を見出す販売者の割合は明らかではない。また、イーベイへのトラフィックを誘導するのがイーベイではなく販売者の責任である理由を疑問視する人がいるかどうかも不明だ。
今月のカンファレンスでイーベイがフェイスブックとの連携について話す可能性もある。イーベイのグローバル広告担当ゼネラルマネージャーのアレックス・カジムは、9月26日のeBay Open基調講演で、イーベイがどのようにしてイーベイ内および外部のリスティングに注目を集めているかについて話す予定だ。
9月25日の基調講演では、CEOのジェイミー・ イアンノーネ(※実際はアイアノーネと発音されている)が、イーベイが販売者の成功を支援するためにどのような改革を行っているか、米国担当副社長の ドーン・ブロックが、イーベイが販売者の意見に耳を傾け、販売者に代わってどのように支援しているか、最高製品責任者のエディ・ガルシアが、イーベイが顧客体験を簡素化し、近代化している方法について講演します。その他の基調講演者には、eBay Motorsのクリス・フィル、Global VerticalsのAshish Chhabra(発音不明のためそのまま表記)、Global Consumer Insightsのトーマス・ウォーカーが含まれます。
参照:eBay Collaborates with Facebook Parent Meta
おわりに
イベント終了後には、どういった内容であったか、まとめる機会を作りたいと思います。