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パタゴニアがリセールストアをeBay(イーベイ)にオープン

PHOTO by sylv1rob1

こんにちは。ジェイグラブの横川です。

日本でも有名ですし、街なかでもよく見かけるパタゴニアですが、eBayにリセールストアをオープンするとのことです。欧米ではSDGsを取り入れるのがECのトレンドになっているため、このSDGsに最も向き、表彰も受けているeBayに出品するのは非常に合っています。


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ユーズド品の販売は、インターネットの大手 eBay の専売分野です。これまでは、再販を専門とする個人や企業がユーズド品の販売に eBay を利用していました。そしてついにパタゴニアがタブーを破り、同ブランドは eBay マーケットプレイスでユーズド品の販売を開始しました。

アパレルおよびマウンテンスポーツブランドのパタゴニアは、すでに繊維製品のリサイクルの先駆者だった。同社は今回、このアメリカの巨大企業との提携でさらに一歩進み、「最も環境に優しい製品とは、すでに存在している製品である」という理論を唱えている。パタゴニアは、顧客に対し、使わなくなった同ブランド製品を売却し、中古品を購入するよう奨励している。使用できないものについては、リサイクルサービスを提供しており、その製品を送ることができる。

このオンラインeBayストアは、この種のものとしては初であり、同ブランドの環境フットプリントを削減することを目的とする、パタゴニアのグローバルプロジェクト「コモンスレッドイニシアチブ」の一環である。基本的な考え方は、修理、再販、物々交換を通じて、製品をできるだけ長く使用してから、使用できなくなったら最終的にリサイクルするというものである。現時点では、eBayストアは米国市場でのみ利用可能である。

参考:Patagonia opens a re-sale store on eBay


さいごに

日本やアジア諸国は、欧米に対してなんらかの憧憬やコンプレックス(それらの裏っ返しの畏怖心、恐怖心)を持っており、欧米での流行りを取り入れると一目置かれる傾向があります。そのため、日本やアジアで成功する早道は、欧米で評価されることであり、その評価を引っ提げて凱旋すれば、手のひらを返す消費者でごった返します。こうした「欧米にめっぽう弱い日本人、アジア人」という悪癖を逆手に取るのも商売です。欧米は敷居が高いが、アジアならチョロいだろうというナメた発想は捨てて、まず欧米から打って出てみましょう。

Writer 横川 広幸

横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

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