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越境ECブログ

タイのEコマース市場:急成長の中でのトレンドと特徴(ジャックス)

こんにちは。ジェイグラブの横川です。

弊社では毎年東南アジアからインターンを受け入れております。その国の詳細な資料を読もうと思ったら、現地の言葉で書かれた資料のほうが豊富ですが、私が日本から情報を得ようと思った場合、日本語と英語での資料しか読めないため、情報収集に限界があるためです。

そこで、今回は、10月から12月まで2ヶ月間渋谷でインターンとして頑張ってくれた、非常に優秀なジャックスさんが作ってくれた調査結果を公開したいと思います。

なお、以下の文章はジャックスさんの文章であり、私は一切手を加えたり、日本語の訂正等はしていません。


タイのEコマース市場:急成長の中でのトレンドと特徴

こんにちは、ジャックスです。タイから来日し、ジェイクラブのインターンとして働いていました。主にタイのECに関する情報調査を担当していました。

今回はタイのECに関する情報調査の結果でブログにまとめたいと思います。現地データを基にした情報なので、タイに向けて進む方にとって役に立つのではないかと思います。

はじめに

タイのデジタル経済において、Eコマースがますます重要な要素となっています。特に、コロナの影響によりデジタル・インフラが急速に成長し、全体のデジタル経済が拡大していることが挙げられます。ここでは、タイのEコマース市場の動向と特徴について詳しく見ていきましょう。

    Eコマースの急拡大と通信状況の安定

    出典:Google e-Conomy SEA (2023)

    コロナの影響でEコマース市場が急拡大している中、タイではデジタル・インフラが急速に発展しています。通信が安定しているため、Eコマース市場は今後も成長が期待されています。

    カテゴリごとの利用率と都市部の注目度

    出典:EDTA (2022)

    アセアンの都市部においてEコマースの利用率は高く、中でもバンコクが一番利用者が多いです。アパレル、シューズ、スポーツ用品、アクセサリーなどが最もオンラインで購入される商品であり、特に女性は化粧品に注目しています。

      人気のデジタルプラットフォームとライブストリーミング販売

      Eコマースで人気のあるデジタルプラットフォームには、LazadaやShopeeが挙げられます。ライブストリーミング形式の販売が各プラットフォームで広く普及しており、消費者にとっては新しいショッピング体験が提供されています。

        購買行動と要因

        タイのオンラインショッピングで最も購入したい理由は、「値段が安い」「多くの商品から選択できる」「プラットフォームが使いやすい」などがあります。割引やクーポン、無料の配送料が購買に影響を与え、これらの要因からタイ人はオンラインショッピングを通じてお得な商品を見つけることを重視しています。

        タイのEコマースプラットフォームの人気

        タイの購入者の行動に関する調査によれば、ECモールが最も利用されているプラットフォームとされています。特に、LAZADAとSHOPEEが人気があります。これらのECモールは、幅広い商品の選択肢と利便性が評価され、タイの購入者に広く利用されています。また、Facebookがソーシャルコマースとして注目を集めており、情報共有・商品の宣伝・店舗とのダイレクトな対話においてタイの消費者にとって重要な役割を果たしています。他にもECサイトやLine、Instagramなども利用されていますが、その数はECモールやFacebookに比べて少ない傾向があります。

        主要なECモールと比較

        タイではShopeeとLazadaが主要なプレイヤーとなっており、それぞれが特有の特徴を持っています。Shopeeはファッションや美容製品が得意であり、Lazadaは広範なターゲット層にアプローチしています。これらのECモールは多様な商品選択肢や利便性で人気になっています。

        ソーシャルコマースの台頭

        タイのEコマース市場において、ソーシャルコマースが注目を集めています。直接の店舗対話よりもソーシャルメディアを通じて商品を購入する傾向が強く、FacebookやLINEがその中心的な役割を果たしています

        主要なECサイトの特徴

        大手のECサイトとして、これらのサイトは信頼性が高く、各々が異なるカテゴリに特化しており、顧客に高品質な商品と安心感を提供しています。

        最後に

        タイのEコマース市場は急速に進化しており、消費者の行動や嗜好も多様化しています。これらの動向を把握し、市場に適した戦略を展開することが、ビジネスにおいて重要です。今後の動向にも注目が必要です。

        タイのEコマースに関する詳細な情報やご質問があれば、お気軽に弊社にご相談ください。


        まとめ

        この記事は、ジャックスさんが調査してくれた資料をブログ用に抜粋するよう指示したもののため、実際の調査資料はもっと文字数も多く分厚いです。これはジェイグラブ株式会社の財産ですので、全公開はいたしません(笑)。しかし、一部の抜粋と言えども、新しい発見があったのではないでしょうか。ジャックスさんの頑張りを受け、ジェイグラブ株式会社では2024年は真剣に本気でタイを攻略します。

        明日は、ジャックスさんとほぼ同じタイミングでインターンとして頑張ってくれたニリンさん(通称:ベストさん)の調査してくれたタイにおける日本の化粧品についての資料のごく一部を公開します。お楽しみに。

        Writer 横川 広幸

        横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

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