新年あけましておめでとうございます。ジェイグラブの横川です。昨年は新年早々猛毒を吐きまして、一年間一貫して同じテーマを書いてきました(参考:越境EC成功に導く素質、資質とは)
一年間一貫して書いてきたのは、明確に理由があるからです。
「結局、それしか成功の秘訣はないから」
です。
そして、面白いことに、経験や知恵、知識を人に惜しむことなく公開している人が共通して訴えていることは、
本人のやる気、本気度、熱量
があるかないか、なんですね。
私の10年来の知人で、全国の伝統工芸から機械工作まで、全国のものづくりに携わる人達にデザインなどを通してこれからの日本で生き残る道を協働している人も、うまくいく企業は本人の熱量があり、それが他の社員にも伝播してる場合だと言っています。
YouTubeで英語を教えているアメリカ人のある方も「英語はコミュニケーションのツールであり、正しい語順で話すとこではない。生の場面で自分から話しかける」というマインドを持てるかどうかだと言っています。
私の、ブログで一年間一貫して言い続けていることも偶然にも
「知識より意識」
です。知識を得て満足しただけで終わり、実践せず人に頼ってばかりというお上意識の抜けないぬるま湯に使った人が多いと思います。それならば、超スパルタで指導するしかないのかな?と悩んだりもしています。実際、セミナーもかなりの回数を年間でこなしていますが、きちんとセミナーを聞いていれば、また、一度でもセミナー資料に目を通していれば、出てくるはずのない質問を頻繁に受けたりするので、結局、右から左なんだなとがっかりした日々もございました。
ものづくりで生き残りをかけるのも、英語を話せるようになるのも、越境ECで成功するのも、すべて本人の気持ち次第です。
初めて行うことは不安がつきまとうのは当たり前です。ですから、最低限の知識を教えてくれる人がいたほうが心強いでしょう。でも、最後はその知識をいかに使うか、結局は本人次第です。
そもそも、昨年の記事でも触れていますが、越境ECの成功者の多くは10年選手が多いです。10年以上前、誰にも頼れる状況ではなく、自分自信で調べ、行動し、失敗を繰り返して知識を血肉化させてきた人がいま成功者と呼ばれる人になっています。お金をかけなくても、こういった成功者と同じように自ら考動して時間をかければ同じレベルになれます。ただ、そんなに時間をかけていられないというのであれば、先駆者の時間と経験をお金で買うしかないでしょう。数ヶ月~1年で結果を出したいというのは海外でも「頭の中お花畑」としてバカにされます。きちんと数年は向き合いましょう。本気で。
そして、あとは、失敗を恐れず、どんどん早く動いていくことです。送った荷物が税関で止まったということがあっても、購入者からクレームは来るかもしれませんが、大抵は返金すれば解決しますし、税関で荷物が止まった事自体は犯罪でもなんでもありません。いちいち怖がってたら何もできません。
日本は98%が大和民族で、残りが韓国・朝鮮系、中華系、欧米系と言われています。弊社が越境ECのサポートを本格的に取り組み始めて8年以上経ちますが、問い合わせしてくる人のうち、中華系と思われる方の問合せがどう考えても1~2%という数字ではありません。彼らのほうが積極的です。商売の嗅覚はすごいです。そして、決断が早く、すぐに行動に移っています。
「日本のいいものを買うならこのサイトだ!」の運営者が中華系の人だったなんてことは実際に起こり得そうだとこのブログでも何度も書いています。それもかなり煽り気味に(笑)。この8年を見ているともう本当にそうなるんじゃないでしょうかね。それでもこちらはこちらで商売になっていれば構わないんですけども(笑)。
もう一度いいましょう。
私が常々日本企業は変態的臆病、変態的神経質とか、重箱の隅をつつくことが「仕事の出来るヤツ」と勘違いしている担当者のいる企業は悲劇だといい続けてきました。
知識を得て満足するよりも、意識を変えることが何より重要
なのです。ずっーと言い続けてきましたが、最後はこれに尽きます。これができなければ成功はしません。断言します。
日本の将来を考えると、そろそろこのあたりが正念場だと思うので、簡単に売れるなどと甘言を弄して御社の資金をせしめとるような方向に向かわないように、正直に厳しいことを書きました。
本年もよろしくお願いいたします。