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越境ECブログ

Mコマースは米国eコマースの原動力である

こんにちは。ジェイグラブの横川です。

越境ECはモバイルが主役になるという話はすでに4年前に記事にしていますが(参考:世界の潮流 M-Commerceとは)、これまではどちらかというとアジアが中心でした。

しかし、当時から年末商戦に差し掛かると、欧米でも7割近くがスマホ経由で購入されていることが知られており、当時よりスマホで見た場合のデザインを念頭に置くようにセミナーなどでも話していました。

そして、コロナを経た2023年以降、欧米圏でも「完全に」と言っていいほどモバイルにシフトしていきそうです。


Mコマースは米国eコマースの原動力である

オンライン・セールスの成長の大部分を牽引しているのはMコマースである。米国では今年、968億7,000万ドルがeコマースで追加消費されるが、その61.4%はMコマースによるものである。このチャネルは、eコマース全体の減速を免れていないが、モバイル機器経由の売上は、デスクトップ機器経由の売上の2倍のペースで成長している。

2023年のMコマース売上高は13.8%増の4,911億4,000万ドルになると予測している。これは、ラップトップおよびデスクトップeコマース売上高の6.1%増と比較しての数字である。成長が加速する来年には、Mコマースの売上高が初めて5,000億ドルを突破するだろう。

5年後には、米国のオンライン・セールスのほぼ半分がモバイル・デバイス経由で行われるようになる。2023年末までにeコマース売上に占めるMコマースのシェアは43.2%に達し、2027年には49.8%に達するだろう。モバイルは小売全体においてもシェアを拡大している: 2027年までに、米国の小売売上全体の10%がモバイルデバイス経由で行われるようになる。

小売企業はモバイルファーストのアプローチを採用する必要がある。e コマース市場のバランスが変化する中、小売企業はモバイルを戦略の中心に据える必要がある。また、モバイルに精通した消費者の急速なニーズの変化に対応するため、店舗でのモバイル統合を優先すべきです。

参考:Mcommerce is the powerhouse of US ecommerce


おわりに

ここで重要なのは、デザインです。日本では、パソコン画面で見たときのデザインに拘る傾向が強く、また、ウェブデザインにこだわることで、デザインテンプレートに手を入れてSEOランクを下げに行くという悪手を重ねる傾向があります。

これからはSEOのことも考えられたテンプレートを利用し、スマホで見やすくなるように心がけましょう。

Writer 横川 広幸

横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

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