こんにちは。 ジェイグラブの横川です。
ChatGPTを皮切りに、Bing、Bardなど、AIが急速に発達し、様々な場面でそれまでの人の仕事に取って代わられ始めています。日本のように声には出さないが、外国人に対する排他的心理が強いところでは(治安の悪化という理由だけでなく、話しかけられたら頭が真っ白になるから程度の外国人に対する恐怖心が背景にあるように感じます)、こうした文明の利器に頼っていくしかないでしょう。
今回は、ショピファイが思い切りAIを人間代わりにすると発表した記事です。そもそもは20%の人員整理をして人が少なくなったので、そこをAIにやらせるという話なのですが、別の記事では、今残っている人もAIに取って代わられるのでは?と戦々恐々だというものもありました。
ショッピファイ創業者、従業員をAIに置き換える
AIに全面的に依存 – つまずくサポートチームの一部を置き換えることも。ショッピファイ創業者トビー・ルーク。
この措置は、ほぼ確定されたものだった。今年5月、従業員の20%が解雇されたことに関する声明の中で、ショッピファイのトップであるトビー・ルークは、テック業界は今や「AI時代の幕開けにある」と書いている。加えて、「ショッピファイは、AIを利用して顧客をサポートできる可能性が最も高い企業のひとつであるという特権を持っている」と書いている。
ショッピファイは、加盟店がビジネス運営に関する質問から回答を得られる「ヘルプセンター」向けに、AIを活用したアシスタントのベータ版を開始した。このツールは、従来ショッピファイのカスタマーサポートスタッフが担当していた作業の一部を代行するものだ。
参照:Shopify founder replaces employees with AI
おわりに
AIが話題になり始めてまだ1年も経っていませんがこの急速な発展ぶりは追いつくのが大変です。過去に記事にしましたが、IT関連の仕事の多くはそのうちAIで瞬時にできてしまうでしょう。
ECの相談で、なんでも自動化させて楽をしたがる人がいますが、それは仕事を失う方向に向かっているということです。楽することの引き換えに仕事を失いたくなければ、楽しないことを敢えて選んでおく必要があると思います。
ただ、AIがどこまで受け入れられるのか、日本においてはちょっと微妙な感想を持っています。
外国語への翻訳などは、もうAIで十分なレベルになってきています。そして外国語の分かる人や、ネイティブスピーカーが、AI翻訳の精度の高さに絶賛し、褒める場面をよく見るのに、「翻訳された外国語が正しいのかわからない」というのです。いや、ネイティブやプロレベルの翻訳者が舌を巻いているんですけどね。
と、かように人の言っていることや、そうした人たちが語る機器を信用しない日本人が多く、カネがないと言いながら無償でできるツールを使おうとしないので、日本においては翻訳者は失業しないで済むんじゃないかと思います。
AIでも十分対処できるレベルになってきているので、ショッピファイに問い合わせてもAIに返答される機会が増えるでしょう。翻訳よろしくAIが行うことに信頼感が持てない人が多そうな日本においては、生身の人間がサポートする企業などが重宝されるかもしれません。ということで私の失業は免れそうなので、一万円札を勘定しています。