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越境ECブログ

ショッピファイのコンバージョン率を高める10の実証済み戦略

こんにちは。 ジェイグラブの横川です。

ショピファイは手軽に始められる越境ECのツールのひとつですが、自動販売機ではないので、作ってしまえば勝手に物が売れていくということはありませんし、数ヶ月で左うちわでウハウハ、秒単位で億単位の収入生活など万に一つの確率もないでしょう。こんなマンガみたいな億万長者生活はさすがに極端な例ですが、実際、数ヶ月から1年で大きな結果を出したいと希望する声は聞きます。しかし、こうした「ネットは儲かる」、「ネットはすぐ売れる」というのを文字通り体感できたのは、20年近く昔のネット黎明期にECを始めたイノベーターやアーリ―アダプターくらいで、誰でも始めるようになった現在ではあまりありません(日頃から「早く始めたもん勝ちだ」といういうのはこういうことです)。ただ、実際に「ネットは儲かる」、「ネットはすぐ売れる」時代もあったので、その時の情報からアップデートできていない人が残念ながら多いというのが現状で、こうした考えを海外では「Shiny-Object Syndrome(キラキラ目標症候群)」と呼び、笑いの対象になっています。

ということで、リアルな経営と何一つ変わらない地道にコツコツやっていくべきECではありますが、ひとつだけ確実に言えるのは、実店舗展開するより初期投資が少なくて済み、プロモーションコストも低いということです。大切なことなのでもう一度いいますが、あくまでも「実店舗展開するよりは」です。

今回は、ショピファイでECを展開する場合に、ステップアップするにはどういう方法があるかをまとめたものです。


ショピファイウェブ開発サービスでショピファイストアのコンバージョン率を高める10の実証済み戦略

ECの平均的なコンバージョン率は2%前後ですが、野心的なショピファイストアのオーナーであれば、このベンチマークを上回ることを目指します。これを達成する鍵は、様々な戦略とショピファイウェブ開発サービスを巧みに採用し、ストアのパフォーマンスを向上させることにあります。この記事では、ショピファイストアのコンバージョン率を大幅に改善できるトップ10のテクニックを概説します。

1.チェックアウトプロセスの合理化

複雑なチェックアウトプロセスは、しばしばカート落ちにつながります。そのため、ECのチェックアウトプロセスの最適な流れを理解し、実行することが非常に重要です。チェックアウトプロセスを改善する最も効果的な方法の一つは、ステップ数を減らすことです。さらに、商品画像を通して選択した商品を顧客に思い出させることも、チェックアウトプロセスを通して顧客の興味を維持するのに役立ちます。

2.サイト最適化の強化

ショピファイストアのコンバージョン率が低い場合は、SEOに注力する時期です。サイトの読み込み速度は顧客の維持に重要な役割を果たします。読み込みが遅いページは、顧客を遠ざけ、売上の減少につながります。そのため、包括的なキーワードリサーチとページの最適化により、検索結果で上位に表示され、より多くの潜在顧客を引き付けることができます。

3.アップセル、クロスセル、ダウンセルの活用

アップセルとクロスセルは、利益率を大幅に高めることができる実績のある戦略です。例えば、顧客がサリー(※)を見ていたら、お揃いのイヤリングを提案してクロスセルをすることができる。これは顧客のニーズを満たすだけでなく、追加販売の可能性を高める。一方、アップセルは、顧客により高価な商品の購入を勧めることである。例えば、顧客がベーシックなスキンケア製品に興味を持っている場合、高級なアンチエイジングクリームを提案することでアップセルを行うことができる。
※・・・この元記事はインドのものなので、インド周辺の民族衣装を例に挙げています。

4.複数の支払い方法と配送方法を提供する

顧客が好みの支払い方法や配達日を自由に選択できるようにすることで(※)、ショッピング体験を向上させることができる。これは、様々なショピファイウェブ開発サービスや、配達日や店舗受け取りなどのプラグインを統合することで簡単に実現できます。
※・・・国内ECでは可能ですが、越境ECでは配達日指定はほぼできません。

5.ウェブサイトのパーソナライズとライブチャットの統合

ウェブサイトのパーソナライゼーションは、顧客エンゲージメントとコンバージョン率を大幅に改善することができます。関連するコンテンツを持つ、よく構造化され、ナビゲートしやすいウェブサイトは、より多くの顧客を引き付けます。さらに、ライブ チャット機能を統合することで、年中無休のカスタマーサポートを提供し、全体的な顧客体験を向上させます。

6.社会的証明の提示

社会的証明(ソーシャル・プルーフ)は、信頼と信用を築く上で重要な役割を果たします。好意的なレビュー、証言、推薦を紹介することで、ブランドの評判とコンバージョン率に大きな影響を与えることができます。

7.シンプルなデザインレイアウトと説得力のあるコールトゥアクション(CTA)の活用

シンプルで構造化されたデザインレイアウトは、顧客が目的の商品を簡単に見つけることができ、コンバージョン率の向上につながります。さらに、説得力のあるCTAは、購入、ニュースレターの購読、資料のダウンロードなど、顧客が希望する行動を起こす動機付けになります。

8.A/Bテストの実施

A/Bテストは、サイトの最も効果的な要素を特定するための強力なツールです。ランディングページやチェックアウトプロセスの異なるバージョンをテストすることで、どのバージョンが最もコンバージョン率が高いかを判断することができます。

9.割引の提供

顧客は割引や特別オファーを高く評価する。クーポンや特典を提供することで、より多くの顧客を惹きつけ、リピート購入を促すことができる。

10.高品質な画像の確保

高品質の画像はコンバージョン率に大きな影響を与えます。鮮明で魅力的な商品画像は、より良いショッピング体験を提供し、販売につながる可能性を高めます。

参照:10 Proven Strategies To Boost Your Shopify Store’s Conversion Rate With Shopify Web Development Services


おわりに

この記事に書かれていることはすべて超基礎的なことばかりです。元記事はインドのものであり、これからECに本腰を入れていく地域で書かれたものです。しかし、日本も越境ECをきっかけにECに本腰を入れようと考える人が増えたので、似たような場所にいます。

越境ECで失敗する理由として一番多いのが「人」であると日々お伝えしています。
担当者の性格や知識や能力という意味ではなく、越境ECにきちんと時間を割ける人がいるかいないかの問題です。この記事にあるようなことを行うには専任か兼任のスタッフが必ずいります。したがって、お金の問題より人の問題の方のが重要なのです。

Writer 横川 広幸

横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

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