こんにちは。ジェイグラブの横川です。
ECはその情報の9割近くが視覚情報ですので、商品を説明するのに写真はとても重要です。解像度の低いガラケーで撮ったような写真1枚で察せよというような商品説明では、無地の箱に梱包した商品を陳列して、中身は買ってから確認せよと言っているのも同然です。箱の中身がわからない陳列物をそのままレジに持っていけますか?
そこで、角度違い、利用シーン、提案写真等、様々な写真掲載が必要になります。写真で丁寧に詳細を伝えていれば、2000万円のフェラーリだって試乗なしに売れてしまいます(実際、イーベイではそういう事が起きています)。
イーベイ、モバイルバイヤーのために写真を追加
イーベイは、モバイルアプリのデフォルトビューで写真エリアを追加しています。現在はテスト段階で、そのテスト対象者であるモバイルバイヤーは、追加の作業をしなくても、メイン写真の下にサムネイル画像が表示されます。
iOS/Androidアプリケーションのプロダクト・マネージャーで、タイトル、価格、写真、説明を表示する出品ページの担当者は、イーベイ・ディスカッションボードに「イーベイの新しい画像表示体験」について投稿し、ユーザーがどう思うかを以下のように尋ねました。
「私たちは、バイヤーがすべての画像を見ることがどれほど大切であるかを知っており、このテストは素晴らしい方法だと考えています」と。
昨年、イーベイは画像のサイズを変更(高さを高くした)し、フォトカウンターと新しいギャラリービューを追加したと述べ、イーベイは最新の変化についてユーザーの感想を聞くことを楽しみにしていると付け加えた。
あるコメンターは、写真へのアクセスが容易になったことは良いことだとしながらも、「バイヤーに説明文を読むように促すことが、アプリで行うべき唯一で最も重要なことではないか」と述べています。
また、別の出品者は、イーベイが動画付きの出品を、出品表示ページと検索の両方で、より目立たせるようにすることを提案しました。「検索結果ページにはフィルター(「動画を含む」のようなもの)を設け、できれば実際の検索結果項目にも何らかのアイコンを表示する」のがいいと。
動画を強調表示すれば、売り手が時間をかけて動画を追加する動機付けになる、付け加えている。
参考:eBay Adds More Photos for Mobile Shoppers
おわりに
どういう写真を用意したらいいか、これは先日のブログでも書いた、買い手目線で考えるクセがあれば自然と理解できるものです。