こんにちは。ジェイグラブの横川です。
海外では無名ならば、「売る」と言う前に「知ってもらう」、「信用を築く」というアクションが先です。
そのためにプロモーションを打つわけですが、本格的な広告となれば資金が要ります。しかし、お小遣い程度の資金でもアイディア勝負で大手企業と張り合うことは可能です。そこがインターネットの醍醐味でもあります。
お金をかけなくてもできるプロモーション。
それはソーシャルメディア(SNS)です。セミナーでもお伝えしていますが、日本人が極端にネットに対して怯え、不信感を抱いているだけで、海外ではSNSの影響力は計り知れません。ゆえに、きちんとやれば結果は出てきます。
SNSは面倒くさい、SNSは苦手だ、とやりたくない理由を述べるときだけは、海外の人と比べても異様に早いのが日本人だったりしますが、無理強いはいたしません。やりたくなければやらなくても構わないと思います。ただ、それなりの結果しか出ませんよ、というだけです。
SNSを否定する代わりにSEOに力を入れるという人もいます。それも悪いアイデアではありません。しかし、SEOは訪問者を増やす効果があるだけで、購入させる意思決定の形成に貢献する可能性は低いです。また、現在は検索エンジン経由と、SNS経由で訪れる人がほぼ互角です。ならばSEOだけでは、機会損失を半分もむざむざ作っていることになります。
海外の人はSNSを積極的に使っている。この事実だけでも、きちんと対応しないと売上にはつながらないということは明白です。そこで、フェイスブックに向くECコンテンツをまとめた記事を紹介します。
Facebookに最適なEコマースコンテンツ
フェイスブック(Facebook)は、企業にとってソーシャルメディアの王者です。何十億もの消費者が、このプラットフォームを通じてブランドや製品を知ります。フェイスブックはeコマースの売り手にとって大きなチャンスです。
この記事では、世界有数のソーシャル・プラットフォームで、売り手が目立ち、ユーザーとつながり、支持者を増やすための7つのタイプのコンテンツを集めました。
問いかける:
オンラインでコミュニケーションを始めるには、ユーザーに質問するのが一番です。たまにしか行わないのであれば、これはフォロワーを惹きつける強力な方法です。良い例がスターバックスです。同社は、シンプルで短く、興味深い質問をすることで、ユーザーが参加し、共有することを可能にしています。
ストーリーを伝える:
フェイスブックは、インスタグラム(Instagram)と同様に、ユーザーを魅了する深いストーリーを伝えるユニークな方法を提供できます。ベストなのは、個人的なものです。御社のビジネスや製品がどのように生まれたか、これまでで最も困難だった部分や、御社の製品やサービスがユーザーにとってどのように生活を向上させるかなどを取り上げることを検討してみてください。
動画を使う
フェイスブックは、ティックトック(TikTok)やインスタグラムのような30秒の動画ではなく、10分までの短編動画のために作られています。フェイスブックの全セクションが動画消費に特化するようになったのです。それは、動画が簡単に作成、消費、共有できるからです。動画は、教育的、情報的、興味を惹かせる、または逸話的なものにすることができます。ユーザーは、魅力的であれば、視聴し、共有することができます。
ブランディングされた画像をアップする
ミーム(画像ネタ)、引用文、やる気を起こさせる言葉、製品のヒントなどに、会社のロゴ、フォント、配色を考えて作成した画像です。すべてのグラフィックが同じ雰囲気であることが大切です。
トレンドトピックを投稿する
トレンドトピックをコンテンツに取り入れると、フォロワーのフィードに投稿が表示されやすくなるため、エンゲージメントとリーチを向上させることができます。アパレル通販のModClothが良い例です。シンプルな写真やストーリーとトレンドのトピックを組み合わせて、興味深く共有しやすいコンテンツを提供しています。
ユニークなマップやインフォグラフィックをアップする
インフォグラフィックは、エンゲージメントを生み出します。うまくいけば、製品やサービスに関する情報を簡潔に、楽しく、人目を引く形で共有することができます。さらに、多くの人にアピールすることができ、リーチも向上します。インフォグラフィックをサイトで公開し、フェイスブックで共有しましょう。御社ウェブサイトへのトラフィックを押し上げ、売上を促進することができます。
ディスカウントやキャンペーンなどお得情報を掲載する
フェイスブックでユーザーの注目を集める簡単な方法は、今後のセールや割引に関する情報を共有することです。ほとんどの消費者が1週間のうちどこかの時点でフェイスブックを利用しているため、この種のコンテンツは生産的です。しかし、この方法はフェイスブック上でしかうまく機能しません。ピンタレスト(Pinterest)、ティックトック、スナップチャット(Snapchat)とは異なり、フェイスブックのユーザーはセールや割引を共有することに慣れています。さらに、フェイスブックページを「いいね!」してくれた人たちに報酬を与えるなど優れた方法を取ることができます。
参考:The Best Ecommerce Content for Facebook
さいごに
この記事でも、日頃のセミナーでも触れていますが、SNSは普通の「社会」をオンラインに移設しただけなので、コミュニケーションを取ることが重要です。
言葉足らずなのは問題ですが、饒舌すぎるのも問題です。オフラインの会話でも、言葉が出てこない人だけでなく、おしゃべりが過ぎる人も話し下手と言われます。それは相対する人のリアクションを観察する能力が欠けており、会話のテンポを乱すからです。
会話は一方的な演説ではなく、相手のリアクションを見ながら当意即妙に対応していくものです。相手の動きを誘うというのも重要なのです。なので、SNSではCall to action(CTA)と呼ばれる、相手のアクションを惹起させることがうまく行く秘訣となります。
この記事で紹介されているテクニックはすべてこのCTAに則しています。