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越境ECブログ

次の10年で会話型コマースが主流になる

こんにちは。ジェイグラブの横川です。

年の瀬になってきますと(まだ早いか)、海外では来年以降の予測をする記事が増えてきます(気の早いメディアでは、もう9月ころからそうした記事が出てきています)。

今回は、ECの未来予測シリーズと題して、次の10年でECは会話型になるだろうという予測記事を紹介します。

すでにカスタマーサポートなどは、チャットボットを導入すると、コンバージョンが良くなると言った話もあるくらいですから、この流れはある意味自然かもしれません。

今後10年以内に、会話によるeコマースが「かなりの部分」を占めるかもしれない

E コマースが加速し、コミュニケーションのデジタル化が進むにつれ、小売業界の専門家の中には、消費者と店が日常的にテキストメッセージをやり取りするようになり、「会話型コマース」(メッセージアプリから離れずに購入すること)が普及すると予想する人もいます。

コミュニケーションアプリのひとつである「Quiq」の創業者兼CEOであるマイク・マイヤーは、のインタビューで、会話型コマースは「多くの組織にとってはまだ漠然としたもの」だが、今後5年から10年の間に「かなりの割合」の購入が「より会話的な性質を持つものになる」と語っています。

マイヤーは、「人は会話をするものです。今日、人々がウェブサイトにアクセスする理由は、会話をする機会がないからです。Webサイトと会話のどちらかを選ぶとしたら、会話がうまく機能していれば、多くの場合、人々はそちらを選ぶと思います。そのうち、”顧客とはテキストでやりとりしよう “と考える人が出てくるでしょう。」。

会話型コマースはまだ初期段階にあり、少数のアーリーアダプターがやってる程度だが、これが最終的な技術の大規模導入への道を開いていると彼は言います。より多くの店と消費者がお互いにデジタルな会話をすることに慣れてきているとはいえ、会話型コマースが一般的になるまでには、あと少しの隔たりがあるとマイヤーは言います。

「テキストメッセージでは、会話の流れを管理するのは企業ではありません。それは消費者です。つまり、消費者が忙しくなり、子供が学校から帰ってきたときに店と対話していたとしても、子供の面倒を見に行って、15分後に戻ってくることができるのです」。

マイヤーは、パンデミック以前から消費者と企業はこのようなコミュニケーション方法に移行していたが、この約2年の間に会話型コマースの導入と統合が加速したと指摘しています。

ほとんどの店は、購入者に購入を勧める際に、購入ページに誘導しなければならず、それが販売機会をそいでいたとマイヤーは言います。

参考:Conversational Commerce May Be ‘Significant Portion’ of eCommerce Purchases Within Next Decade

さいごに

記事中にありますが、この流れはコロナが加速させたと言えます。もし、この記事のとおりとなるならば、いちいちキーボードで入力するのは面倒なので、音声入力の技術もより洗練されるでしょうね。

Writer 横川 広幸

横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

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