こんにちは。ジェイグラブの横川です。

自社を知ってもらうために、広告を打つという手法があります。これは即効性はありますが、持久力はそれほどありません。広告効果を高めるには日頃からの地道な、～～大事なことなのでもう一度いいます～～「地道な」作業が最後にはものを言ってきます。その地道な作業の最たるものがSEOやSNSです。

しかし、SNSでは何を投稿していいかわからないという人もいるかも知れません。まずは、よく「いいね」がついている人の投稿を観察してみましょう。私が個人的に見た感じでは、単に友達の数が多いだけでは「いいね」が多く獲得できるわけではないと思っています。

ひたすらマスメディアのニュースなどをシェアしているだけの人、言葉のかけにくい内向的な投稿、主語や目的語を略しすぎて誰が誰に何を言いたいのかわからない独り言、自分の過去シェアや自撮りの多すぎる人、匂わせ投稿などもそれほどいいねは多いという印象がありません。

個人と組織では投稿内容も多少変わりますので、前述の個人的感想はクソの役にも立ちません。そこで、プロの意見を参照してみましょう。

eコマース店舗のための魅力的なインスタ・コンテンツを投稿するには？

記録によると、インスタの月間アクティブユーザー数は5億人で、ミレニアル世代など若い世代の間で人気があるようです。インスタのユーザーの分布は以下のように分類されます。

• 米国の18歳から29歳のオンラインユーザーの約55％がアプリを使用。
• 30歳から49歳の人は28％。
• 13歳から17歳の10代では、男子が17％、女子が23％。
• 大企業から中小企業までインスタのマーケティング手法を使っている。
• 最上位のブランドではインスタは85％の承認率を記録している。これらのブランドのフォロワーエンゲージメント率は4.21%で、これはFacebookの58倍。また、Twitterの120倍にもなります。

インスタは、EC事業者の写真共有プラットフォームとして機能しており、企業は、自社の製品や潜在的なサービスを表示して、ウェブサイトで確認させたり、また、より個人的なレベルで訪問者とつながり、店の認知度を高めることもしています。

ソーシャルメディアを通じて、より多くの売上を生み出そうとしているのなら、インスタは戦略を正しく行わないとなりません。もし、インスタに取り組んでいるにもかかわらず、望ましい結果が得られていないとするなら、マーケティングプランをチェックするなど微調整する時期です。

以下は、これから始める方のために、インスタでのECマーケティングの方法を紹介しています。

写真コレクションでライフスタイルをデザインする

訪問者は、ページの変化を見ています。あるいは、店側が伝えようとしているライフスタイル画像を見ています。
店は、潜在的な顧客の注意を引く必要があります。インスタの写真は、訪問者のライフスタイルのあり方を強調するものでなければなりません。

例えば、高級ファッションストアのNET-A-PORTERは、240万人のフォロワーを抱え、特定の高級ライフスタイルの外観をコントロールしています。店は、パリやニューヨークなどの都会的な場所からハイエンドのジュエリーや洋服を身につけた女性の写真を投稿しています。加えて、世界中のランウェイからの写真もあります。

訪問者の投稿にポストする

インスタでのROIを高めようとしている場合、プロフィールの信頼性を向上させることを開始しましょう。訪問者は、インスタでハッシュタグやタグを使用します。それは、店の投稿をチェックし続けるようというモチベーションとなります。

また、アマゾンは最近、顧客の子供がアマゾンの箱にぶら下がっている写真を投稿しました。同社には690Kのフォロワーがおり、「#Saturday is for forts！」とタグ付けしました。さらに、顧客にもコメントでエールを送っています。この写真は、フォロワーの間で肯定的に受け止められ、顧客と店との関係を維持する理由になっていました。

自社のBTS（舞台裏）を表示する

インスタでは、自社のブランドを人間らしく表現することが重要です。従業員の写真、オフィスの機械、オフィスで働く会議の様子、製品を使っているスタッフの写真などを投稿して、訪問者に製品を使うことの特徴やメリットを伝えましょう。

こうしたBTS（Behind The Scene＝舞台裏）を表示して個人レベルで会話するところで、商品を販売し、マーケティングを行います。

このBTSコンテンツ戦略を実行しているECストアの例としては、インスタで276Kのフォロワーを持つWarby Parkerです。Warby Parkerのインスタページでは、チームが販売するメガネを楽しんでいる画像や、同ブランドのメガネを使っている犬の写真などを掲載しています。

さらに、撮影したメンバーのハンドルネームをタグ付けすることで、個性的な投稿に仕上げています。

名言や画像でフォロワーのモチベーションを上げる

インスタでフォローされる店というのは、その製品が好きだからフォローされるものです。人は、自分の生活に立ち止まり、想像し、刺激的なコンテンツや画像をフィードに求めています。店のプロフィールは、フォロワーのフィードに流れる数ある投稿に中でも他者と類似しない、示唆に富む投稿を提供する必要があります。

例えば、あるオンラインショップでは古着を販売しており、69.6Kのインスタフォロワーがいます。ハッシュタグ「#badassmom」を使って、彼らの層をつかみます。母親に向けて、やる気を起こさせるような言葉や写真を投稿しています。また、ブランドに人間味を与える効果をもたらすことで、顧客と一体感を表現しています。

参考：How To Post Engaging Instagram Content For Your eCommerce Brands?

さいごに

海外では、ユーモアセンスというのは大事です。極論ですが、個人的にはピンチもユーモアで切り抜けられるときすらあると思っています。このユーモアですが、ベタなオチやダジャレではありません。

海外では（日本人はあまり好きだという人の多くない）ブラックユーモアがウケます。ブラックなのが苦手な場合はこういうのがいいでしょう。

起承転結の転まで書いて、結は読み手の想像に任せる。結論を言って笑わすのではなく、一歩手前で話を切るのがコツです。

ECのブログなのに、役に立たないアドバイスを載せてしまいました・・・